参拝方法、参拝後の過ごし方の疑問
大聖歓喜天さまについて質問です。
どこのサイトでも方法を間違えると怖いとか、参拝後もきちんとしないと災いが起こるなどと書かれています。参拝をする前に疑問を解消したいです。
不安①
仕事の都合で夕方~夜(17時以降から19時頃)しか参拝できません。それでも失礼にはあたりませんか
不安②
身だしなみは清潔にと言われますが、仕事終わりの姿のまま行ってもいいですか
不安③
そもそも願い事をしてもいいのでしょうか
不安④
1回参拝したら定期的にいきたいのですが、回数は月1でもいいですか。なかなか時間の都合でお伺いできないので。
不安⑤
参拝する際は毎回お供え物等を持って行った方がいいですか
不安⑥
参拝方法は、一般的な作法でいいですか。真言を唱えた方がいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何を望み、何を支払うのか
歓喜天が怖いと言われるのは、
『歓喜天を信仰しよう』とする人間の欲が深いことが多いからです。
歓喜天を信仰しようとする人は、『歓喜天は利益が凄い』と思ったからという人が多いのではないでしょうか?
この点は、富貴栄達を望む大黒天、稲荷、愛縁を望む弁財天にも近いものがありますが、自分が困っているときに祈りに行ったって神様は助けてはくれません。
“困っている”ということは、“やるべきことが明確”であるからです。
『人事を尽くして天命を待つ』という言葉があります。
利益を望むなら、自分にできることをすべてした後に神様に頼るのがよいのではないでしょうか。
多くを望むなら、多くを支払う必要があります。
あなたが不安に思っているほとんどのことが、非常に些細な問題なのです。
世界のほとんどのお祭りが“収穫祭”
つまり、
『たくさん実りました、ありがとう。次もよろしくね』
というお祭りですから、神様を祀るというのはそういうものなのです。
本当は、物事の結果を出した後に
『歓喜天様、ありがとうございました』とお参りしに行くのが良いでしょう。
総じて
『私は困ってるから助けてください』と言いに行くのは、どれだけ細かな礼を尽くしても失礼に当たります。
『あなたのおかげでやり遂げました、ありがとうございます』と言いに行くなら、細かな礼儀作法などなくても失礼には当たりません。
世の中で“歓喜天の御利益”と言えるほど結果を出している人には、そう言う礼儀をわきまえる人が多い、というだけの話です。
まずは、私生活でも、お祈りでもできることをやりましょう。
歓喜天は元来、とてもやさしい神様です。
あなたが御礼に行くのなら、神様はいつでも優しく聞いてくれますよ。