今この瞬間を生きるとは?
マインドフルネス(瞑想)でもよく言われている事ですが、
過去も未来も考えずに、今のこの瞬間を生きる事が大事であると聞きます。
それと、「その場しのぎ」という言葉がありますが、違いはなんでしょうか?
今この瞬間を生きる事も、その場しのぎも後先を考えていない言葉な気がします。
周りにその場だけ良ければよくて、その場だけ揉めたくないから嘘をついたりする人がいました。いつもその場しのぎで、その状況から逃げたいだけじゃないか。と思っていましたが、、
その場だけ謝る。謝ればその場は揉めないから、とか。長期で見たら、人間関係を築くのに難しい気もしました。
だけど、今この瞬間を生きる、今を一生懸命生きると言葉を聞くと、混乱してしまいます。
どうぞ、宜しくお願い致します。
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マインドフルネスの理解の一助として。
にこにこ 様 相談ありがとうございます。
マインドフルネスで「今ここ」の瞑想とは、批判も評価もすることなく、今この瞬間に注意を向けるあり方を身につけることといわれています。
そのために、①決まったやり方で、注意をいまこの瞬間にむけること。②そして、判断したり批判したくなったりしても決してそうしないという意図をもつこと。
この二つを合わせることの練習(いろいろな瞑想法など)を繰り返し身につけることになります。
それにより、いまここでの体験に好奇心をもって、何度も何度もいまここに注意を向け、気づき、観察していきます。
自分の、いまここを、観察することによって、
経験のさなかに、自分はいまどんな経験をしているのかに気づくことができます。
自分の心がどんなふうなのか、それがどんなふうに厄介なものになるかに気づき、興味を持って眺めることが出来るようになります。
心がどんなふうにさまようか、いかにすぐにあるパターンに捉われてしまうかに気づくようになります。
もし、捉われのパターンのかかわりから、どのように苦しんだり、どのように上手くいかなかったりするのかに気づかないとすると、苦しみのループ、葛藤のループから抜け出すことはできないでしょう。
その場しのぎは、嫌なことから逃げる「逃走」の対応ですので、苦しみのループや葛藤から逃げているだけでになり、自分の解決に至りません、今ここに、その瞬間に意識を向けている、注意を向けている、批判せずに観察するという態度とは、大きく違います。
どうか混同せずに、注意と気づきを意識して、マインドフルネスの瞑想を練習してみてください。参考にしてください。一礼
質問者からのお礼
お礼のお返事をしていませんでした。申し訳ございません。。マインドフルネス(瞑想)は慣れが必要かな…と思いました。違いについてありがとうございます。
やっと何となく理解できた気がします。全くその場しのぎは自分と向き合ってないと言う事ですね。色々勉強しながら今後の人生に活かせたらと思います。