否定する時の伝え方
私は欲、期待、見返りが嫌いで事が起こってもよく自責思考をしています。
そこで生じる弊害がありまして他の人が物事の原因をよく外部に責任転嫁していると感じます。愚痴を聞く時も共感はしているのですが、
「私は"あなたのセラピスト"ではないし、そもそもあまり他人に期待しない方がいいと思うよ」などと言ったりします。なぜなら他人に期待、欲、見返りを持っているからこそ他人への愚痴が出ると思っているからです。
他人を信頼することは大事だと思っているのです。私の中で"信頼"というのは"他人の選択を信じてあげること"だと思っています。
だから、自分の期待がはずれて愚痴や不満を言っている人がいたら、上記のように言ってしまうのです。その人があなたにとって期待はずれ or 期待通り、どちらであろうと尊重してあげるべきではないか?と。
おまけに私は自責思考の考えが強いので相手は"自分が悪い"と言われているように感じるみたいなので極力、言い方には気をつけています。
相手が悪いと言いたいのではなく他人に対して期待、見返り、欲を持たない方がいいと言いたいだけです。
何かしてあげて感謝されず不機嫌になっている人がいても「あなたの気持ちはわかるけどあまり他人に感謝を求めたり期待しない方がいいと思うよ」と言って、より不機嫌にしてしまいます。当然、この場合は感謝しない人が悪いのですが、こういう言い方をするが故に「私が悪いの?」と言われ困惑します。
(あなたが悪い訳ではなく期待や見返りを求めているのがよくない...って感じです。)
この場合は、してあげる側は"見返りや期待"をせずにして、された側は誠意を持って感謝する。これがベストだと思ってます。
私の言っていることは間違っていますでしょうか?
また正しければ、よい伝え方を教えていただきたいです。
20歳男性です。 家族構成は母親がいません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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あなたの考えは間違っていないけれど、言い方のタイミング
間違ってはいないと思うわ。ただ、指摘されたことを素直に受け止められない人もいますし、期待や見返りという欲は良い悪いではなく、誰だって求めてしまうものなのです。ですから、良い悪いで判断せずに、その背景に何があったのかな〜ってことを、思い巡らせながら聞いていけたら、かける言葉も違ってくるのではないかしら。
あなたの考えや言葉は結果的にそうですが、辛さや悲しさや怒りや嘆きの真っ只中にいる人は、その状況に至る背景があってのことですから、あなたの言い方では、私に愚痴られても、私に頼られても、他人に期待なんてするからだ、というふうに聞こえて、相手の感情を逆撫でしてしまいます。
私は、日頃より傾聴の場にいます。
耳を傾けるというのは、聞いて指摘やアドバイスをする・導くということではなく、相手の立場に立って、気持ちを受けとめていくところに、受容・共感が届いていきますよ。
そんなことばかりを考えて、付き合いをしませんから、常に相手の立場に立ち〜という関わり方は、しんどいことでもありますね。
ですから、聴く時には傾聴のスイッチを入れて、気持ちを切り替えて相手に向き合っていますよ。そうでないと、自分の考えや価値観を、相手に押し付けてしまうからです。
あなたのやり取りから、
「気持ちはわかるけれど〜した方(しない方)がいいよ」という言い方は、結局は気持ちはわかっていなくて、否定しているように聞こえてしまいます。
期待したり求めない方がいいということを言いたいのであれば、まずはしっかり気持ちを聞いてあげるということが大事。その上で、「これだけしてあげたのにと思うと期待しちゃうよね〜思い過ぎてしまったのかもしれないね」と伝えていくと、相手は求め過ぎていた自分にも問題があったのかなと気づいていくかもしれません。本人の気付きが生まれたときに、あなたの言葉は、きちんと届く(響く)と思いますよ。
あなたの考えは間違っていないけれど、言い方のタイミングが違っていたのだと思います。
それでも、誰かを想って伝えてくださることは、有難いことだわ。ありがとうね。
相手との関係性
たとえば病人へ治療のアドバイスをする場合、アドバイスする人が医師であれば患者は大人しくアドバイスを聞いてくれますが、素人の若者がアドバイスする場合、言っている内容がどんなに正しくても、患者は「お前は黙っておけ」と思うかもしれません。
進撃の巨人に登場するフロックみたいな扱い(主要メンバー扱いされない)です。
つまり、あなたと相手との関係性によって、相手の聞く態度が変わるのです。
先輩後輩、先生と教え子など縦の関係性があるか、よほど信頼されているか、カウンセラーのようなプロの傾聴テクニックがあるかという前提条件がないと、モブキャラから主要メンバーに昇格させてもらえない可能性がありますね。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
相手の背景を意識し、聴く時は"傾聴のスイッチを入れる"ですね!
大事なことかもしれませんね。自分もやってみます!