不安と付き合う方法
人と比べて焦りがちで、他の良いことにも目が向きづらく、つい不安な点ばかり見てしまいます。
不安と上手く付き合う方法はありますでしょうか。
また、焦らずに、前向きな気持ちを取り戻すにはどうしたらいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どのみちやらなきゃいけないことを
あなたの「不安」の理由や種類の詳細が不明ですが、まずは、「どのみちやらなきゃいけないこと」からとりあえずやりましょう。
多少優先順位が間違ってもかまいません。
仕事をしなきゃならないのにやる気が出ないとか、何かやらなきゃだけど具体的なアイデアが浮かばず何をどうすべきかわからなくて、漠然とした焦りだけがこびりついてくるようなときもあるでしょう。
そんなときは、「どのみちやらなきゃならないこと」をやりましょう。
たとえば来月買えば間に合うトイレットペーパーや歯磨き粉を今日買ってみる。
そうすると、来月に費やすはずの買い物を先に済ませ、時間の貯金ができたようなもの。
来月使うピストルに、時間という弾薬を一足先に詰めておけた。
それは、必ず役立つ早撃ちの武器としてプラスになっていると解釈するのです。
一方で、それはべつに今やる必要もないことだから、焦る必要もない。
リラックスして、自分で自分の時間の使い方を選択している感覚を味わいましょう。
多少遠回りしても、歩いていれば少しずつ進んでいる。だから焦らなくてよい。
焦って走らなくても、のんびり散歩でも進めるのです。
また、「あ、トイレットペーパー買おうかな。でもまだあるからやっぱ来週でいいか。」という思考を10回やると、けっこう時間とエネルギーを消耗します。
それが、「あ、たまたまだけどせっかくトイレットペーパーのことを思いだしたのだから、今買っておこう」と進めば、二度とトイレットペーパーの心配をしなくて良いでしょう。
質問者からのお礼
丁寧にありがたいご返信を、ありがとうございました。語意が足りずに申し訳ありませんが、すごく納得いたしました。今後の考え方の参考に致します。お忙しい中を素早くご返事いただき、ありがとうございました。