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たまに起こる焦燥感への対処について回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 14

こんにちは。
年末からインフルエンザに罹ってしまい、身体的・精神的にも少し弱った状態なので、相談させていただきます。
タイトルにある通り、たまに起こる焦燥感に悩む事があります。
普段は感じないのですが、最近では地元の友人が結婚&子供を授かった報告を聞いて、すごい良い事だなと思う気持ちと同時に、自分の状況と比較して、また置いてけぼりにされた感じがしました。
周りと自分を比較したくはありませんが、こういう報告を聞くと、嫌でも比較をしてしまいモヤモヤした気持ちになります。
地元の友人の集まりに行っても、自分以外は結婚して家庭を持つ友人が多いため、話にはついていけず、「何で彼女できないの?」と質問されるのが嫌です。
質問がある度に「望んで今の状況になっている訳じゃないんだよ」と感じ腹が立つこともあり、疎外感を感じて余計に悲しくなるので、最近は集まりにも行ってないです。(多分、過去の自分の辛い経験から、結婚して家庭を持つ人にコンプレックスがあるのかもしれないですね)
仕事も昨年から部署異動し、初めての環境に慣れることや、最近は仕事量が多いため、余裕が無くなってきて疲れる事が多いです。
以前は仕事・プライベートの事で不安で焦って行動して、結果的に空回りして上手く行かないことが多く、体調も崩したこともありました。
結局自分の人生は自分のペースで歩いて行くしかないと考えるようにしていますが、このように、たまに起こる焦燥感にはどのように対処すれば良いでしょうか?

2025年1月3日 13:46

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大正解です。

こんにちは。

焦燥感に悩んでおられるとのこと、心の中で葛藤が起こることは誰にでもあります。しかし、焦燥感を感じること自体は、実は「今、自分に変化が起きようとしている」というサインであるとも言えます。焦る気持ちは、何かを成し遂げたいという強い意欲や、今の自分に対してもっと充実した人生を送りたいという気持ちが湧き上がってきている証拠です。

仏教の教えにおいても、すべては「無常」であるとされています。今感じている焦燥感も一時的なものであり、時間とともに変わっていくものです。その感情を無理に押し込めるのではなく、まずはそれを感じてみてください。それがどんな感情なのか、何を求めているのかに気づくことで、心が少し楽になるかもしれません。

焦燥感が起こるときは、「もっと頑張らなければ」と思ってしまうかもしれませんが、仏教では「一歩一歩進む」ことの大切さが教えられています。無理に急ぐ必要はありません。自分のペースで、今できることを少しずつ積み重ねていくことが、心の平安へと繋がります。

また、過去の経験を振り返ると、あなたはこれまで多くの困難を乗り越えてきたことと思います。その時々に感じた不安や焦りも、今となっては「乗り越えた自分」に自信を持つ材料となっているはずです。今の焦燥感もまた乗り越えられると信じて、一つ一つに取り組んでみてください。

焦燥感をポジティブに捉え、今の自分にできることを少しずつ積み重ねることで、やがて心の中に安らぎが訪れるでしょう。

2025年1月3日 15:38
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

新しい情報がないなら妄念雑念を停める

過去や未来に関する妄想雑念や思考の堂々巡りは、ストレスや疲労の原因になったり、目の前の作業が疎かになる原因になります。
今ある情報の中で10分間考えても10時間考えても答えに大差はなく、ただ時間とエネルギーを浪費して気分が滅入るだけ。
あなたの焦燥感も、そのような妄想雑念の一種かもしれません。
そんなとき、新しい情報を得るために行動してみると、新しい情報によって新しい思考、新しい感情に進展するかもしれません。
ですから、焦燥感が起きたら「じゃあ、今できることは?」と問うてみる。
それで、小さな準備のそのまた準備でも、今すぐできることがあるならやれば良いし、今できることがない場合は妄想雑念をストップするのです。
(全く別のことを考えるなど。)
同じ情報の中での堂々巡りは疲れるだけだと、意識してみてはどうでしょうか。

2025年1月3日 15:06
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
今後焦燥感を感じたら、まずは自分の感情として認めて、自分ができることを探して一つずつ取り組んで行きたいと思います。
少しでもポジティブに捉えることができれば良いですね。

ご回答ありがとうございました。
返信遅れてすみません。
体調が少し良くなってきたので、新しい情報を得るために本屋に行って読んだことがない本を買って読んでみます。
何か新しい発見があれば良いですね。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ