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どう思われたかを考えてしまいます

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悩みを相談させていただきます。
とてもありがたく、幸せなことに彼氏のご両親がとても素敵な方で、私に対してとても良くしてくださいます。

以前一緒に出かけた際に、何か買ってあげるよと言っていただきお言葉に甘え、欲しいものを選ばせていただきました。
そこで私は2つも欲しいものを選んでしまい全て買っていただいてしまいました。
今思えば、遠慮して一つに絞った方がよかったかもと考えてしまったり、今日は一つにして後日自分で買いにくればよかったかなとか、なぜ自分で買うので大丈夫ですと言わなかったのかと考えてしまいます。
人の心の中は読むことができないので、自分がどう思われているか確認のしようがないですが、図々しいと思われてしまったかも、、、と落ち込んでいます。
どう思われているか気にすることは、相手にも申し訳ないと分かっているのですが、頭の中にずっとこの出来事がぐるぐるしています。
この気持ちはどうしたら良いのでしょうか。

これからたくさん恩返しをしたり、ご両親を大切にしたいと考えています。

2025年5月12日 18:10

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感謝のお気持ちを大切になさって下さい

拝読させて頂きました。
あなたは彼のご両親から買ってあげるというものを2つ買って頂き、遠慮しなかったことをとても悔やんでいるのですね。ご両親に図々しいと思われたのではないかと落ち込んでいるのですね。あなたがとても不安に思っているお気持ち心よりお察しします。

あなたがそのように思ったのであればそのことを次回お会いした際に素直にお伝えして先日はありがとうございました、そして配慮が足らずに申し訳ございませんでしたとお話しなさってみてはいかがでしょう。

あなたのそのお気持ちをしっかりとお伝えなさることでご両親様もとてもあなたのお気持ちを理解なさって下さるでしょうし、一層信頼関係を築くことができると思います。

先ずはあなたの感謝の気持ちを大切になさりしっかりとお伝えなさってこれから様々な形で感謝の気持ちを恩返していきましょう。

あなたがこれからもその様に人の思いを素直に感謝なさり、お互いのことを心から尊重し合い思いやり心から幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたや皆さんを心より応援させて頂きます。
どうか感謝のお気持ちを大切になさって下さいね。

2025年5月13日 8:45
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

ご相談くださり、ありがとうございます。
あなたの文面からは、彼のご両親への感謝と敬意、そしてご自身のふるまいへの丁寧な振り返りがにじみ出ていて、とても思慮深く、やさしい方なのだと感じました。

あなたは決して図々しくなんてありません。
むしろ、「あの時、もっと控えめにするべきだったのでは」と悩み、「ご両親を大切にしたい」と思っておられるその姿勢自体が、すでにご両親への何よりの礼儀と誠実さです。

仏教では、こうした心の動きを「自省(じせい)」と呼びます。

自分の言動を振り返り、「あれでよかったのか」と思い悩むのは、他人を思いやる心があるからこそ生まれる自然な感情です。

ただ、それが“後悔”に偏りすぎてしまうと、
本来感謝の気持ちであったはずの心が、「自己否定」に変わってしまいます。

仏教では「受けたご縁を生かす」ことをとても大切にします。

ですから、今あなたが考えるべきは、
「2つももらってしまったこと」よりも、
「このご縁に、今後どう感謝を形にしていくか」です。

たとえば
•次にお会いしたとき、笑顔で「先日は本当にありがとうございました。大切に使っています」と伝える

•ご一緒の時間を、気持ちよく過ごせるように心を配る

•ご両親の誕生日や何かの折に、ちょっとしたお礼をする

そういった小さな「思いやり」こそが、相手の心に長く残る“恩返し”になります。

まさに、これからあなたがされようしている事です。素晴らしい、行いだと思います。

自信を持って、大切なご縁を歩んでいかれますように。心から応援しています。

2025年5月12日 19:26
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有り難し
おきもち

広島の山あいで、今日も「なんまんだぶつ」とつぶやいています。 浄土真宗本願寺派の僧侶、ケンコウと申します。 日々の中には、言葉にならない思いや、誰にも言えないもやもやがあるものです。 そんな時こそ、仏さまの教えが、ふっと心に灯りをともしてくれることがあります。 この「はすのは」では、あなたの声に耳を傾けながら、一緒に“いま”を見つめ直す時間をつくっていきたいと思っています。 堅苦しくなく、あたたかく、時にゆるく。 どうぞ、あなたのお話、聞かせてくださいね。

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