大切な彼が亡くなったのですね。心よりお悔やみ申し上げます。ほんとうにお辛いですね。最後に優しい言葉をかけてあげれば良かった、もっと彼のことを理解してあげれば良かった。後悔はキリがありませんね。あなたのお気持ちを思うと私も切なくなります。

しかし、詳細は分かりませんが仏教では亡くなった方はどのような亡くなり方であっても「お成仏」すると考えます。成仏とは文字通り仏様に成るということです。仏様はこの世の全ての悩み苦しみから解放されて心静かに「浄土」と言う世界に生まれると言われています。あなたの愛する彼もお浄土に居られます。

そして、私たちと仏様の世界は必ず繋がっています。例えばあなたが彼のために手を合わせると、彼の為に手を合わせたはずなのに何故か心がほっとする、落ち着くと思った事はありませんか？
一方通行ではないのです。彼は必ずあなたの事をお浄土から見ていて見守ってくださるのです。あなたが彼に手を合わせると彼はお浄土からお慈悲の心をあなたに送ってくださいます。だからあなたは心が落ち着くのです。

ですから、どうぞこれからも彼に手を合わせで下さい。仏壇やお墓の前でなくても良いのです。彼を思って西の空に手を合わせてください。（西と言うのは浄土は西にあると経典にあるからです。）必ず彼はあなたを暖かく見守ってくださいます。そして、あなたが幸せになることを彼は常に願っています。悲しみの中にもあなたが安寧にお過ごしになることを彼は願っています。合掌

宮本龍太

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...

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