hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

転職先がどんな悪条件でも、耐えるべきか

回答数回答 1
有り難し有り難し 5

今日は、いつもお世話になり有難うございます。
大変ご多忙な中、失礼いたします。

私は今年44歳になる女性です。
広汎性発達障がいのため、障害者雇用で、ある大企業にお世話になっておりました。

しかし数ヶ月前、この不況下で経費削減やグループ内店舗閉鎖が相次ぎ、
利益も減っているというお話が、
私が勤務していたお店の、全スタッフ対象のミーティングで出ました。

それから私は、障害者だからといって、この世情の中、
安穏と、のうのうと居座っていて良いのか、自分が他の方々の寄生虫とか、お荷物のようだ、
という非常な罪悪感を覚えてから、居たたまれなくなり、その大企業グループを退職しました。

私は自分が障害者であることに甘え過ぎ、胡座をかき過ぎた、
そして自分の仕事人生と真っ向から向き合わなかった事、
お世話になっている周りの方々と良好な関係を築き、継続する努力を怠ってしまった事を
激しく悔やみ、どれだけ反省・後悔しても、し足りません。

本当に馬鹿だった、愚かだったと、後悔しています。

"大企業を辞めるのは(特に今の時世)とても危険で、大きな後悔を残す可能性が非常に高い"
という情報も、頻繁に目にします。
しかし私がそれを選択したのは自己責任だ、という覚悟を持つつもりでいます。

(最近YouTubeの、転職関連の良質・良心的な動画や、
ビジネスを軸とした生き方・キャリア形成についての、中身の濃い説得力に満ちた本に出会い、色々な知見を得て、かなりの学びや気付きを頂いたのですが
若い時に、上記の動画や本に、何故もっと早く出会えなかったのだろうと、悔しかったです)

もう40代半ばになったら、良い仕事人生など諦めるべきで、
悪条件の転職先に当たってしまう事も、覚悟して受け入れるべきでしょうか?

お答えを頂けましたら、大変幸甚に存じます。

2023年6月16日 19:05

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

条件に合うところでお勤めしましょう

拝読させて頂きました。
あなたの辛い胸の内をお聞かせ頂きました。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
今まであなたがどの様にお勤めなさっていらしたのか詳細にはわからないですけれど、あなたはあなたなりに頑張ってお仕事なさっていらしたのではないかと思います。
記載にある通りあなたはご自分のことを甘えてきた胡坐をかいていらしたと思っておられるようですが、あなたがそう思ったことはきっとこれからにつながっていくことの様に思います。
今までもいろんなことがあったのではないかと思います。そんな中でご自分をかえりみて反省なさり思い込んでしまいご退職になられたのかと思います。あなたがその様にご判断なさったことはあなたの意志でもあるでしょうから尊重されることかと思います。
どうかあなた自身を決して責めたり追い込んだりなさらないで頂きたいと思います。

ご質問の内容ですが、「悪条件の転職先に当たってしまう事も、覚悟して受け入れるべきでしょうか?」
あなたが悪条件であると思われるのであればご就職なさらない方が善いと私は思います。全てが完全に満足いく様な条件の会社はないかとは思いますけれども、あなたがある程度ご納得頂いて、この条件であるならば働きたいと思うところが善いと私は思います。
また働いてみて最初のお話と違っていたり条件がいつの間にか変わっていて納得できないところがあるならばやはり会社の人事等にも再度説明を求めるべきかと思います。ですから何が何でもひたすら我慢しなければいけないということは決してありません。
あなたが安心してお勤めなさっていくことができるのが第一ですからね。

どうか決して慌てないで慎重に就職活動なさって下さいね。
あなたが条件の合う会社や勤務先とのご縁に恵まれて充実してお勤めなさっていかれます様に、毎日を心から豊かに皆さんと一緒に生き抜いていかれます様に切に祈っています。そしてあなたを心より応援しています。至心合掌

2023年6月17日 10:48
{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答を頂き有難うございます 私のような者に寄り添って頂けて、とても嬉しいです

その職場で私なんかにご親切にして頂けた、お優しいご配慮を頂けたことは、
決して当たり前ではない、希有な恵まれた境遇なんだと、改めて身に染みて、痛い程気付かされます
その職場でお世話になったことは、ずっと記憶したいです

私のことを案じて下さり、大変申し訳ない思いがいたします

転職先には過度な期待を寄せ過ぎず、100%を、極楽を求めないようにします

人並みに働き生活して、平穏無事な日々を送る事が、どれだけ希有でかけがえの無い幸せかを、今特に、痛切に感じています

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ