病気を心配する親に当たる
先日、ガンの告知を受けました。独身で親元にいるため、とりわけ母が心配し、色々声掛けをしてくれますが、精神的な負担をかけたくなく、ついキツイ口調で言い返してしまいます。反抗期の子供の頃のようで、高齢の親に「またひどいことを言ってしまった」と自己嫌悪に陥ります。
この調子では、これからの治療で辛いとき、更に当たってしまうのではないかと申し訳がなく思います。「子供が何歳になっても心配」と言ってくれますが、そんなことを言わせる自分が心苦しいです。どうすれば自分の感情を抑えることができるでしょうか。
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強い心でやるしかない
親御さんが心配するのは当たり前ですよ。それはあなたのせいではなく、当たり前のこと。あなたも親御さんの具合が悪くなったら心配でしょう。親子とはそういう関係なんですから。
人は心にゆとりがなくなるとついつい当たってしまうものです。
逆に言えば体調が悪くても心にゆとりさえあれば優しくなれるもの。
あなたは目の前の治療を精一杯受けて病を乗り越えるべく頑張ることです。そして、生き抜くことで親御さんを安心させてあげてください。
先のこと周囲のこと色々考えれば悩みは尽きないと思いますが、とにかく今できる治療に専念してとにかく治すことだけ頑張ってください。目の前のことを地に足つけてできる人は心にゆとりがある人です。
ご自身を責めず、周りを責めずただ今ここを行ずるのみです。
質問者からのお礼
邦元さま。
「目の前のことを地に足つけてできる人は心にゆとりがある人」
まさしく、その通りですね。幸い、職場の同僚も理解ある方ばかりなので、親をはじめ、支えてくれていることに感謝しながら、治療を続けたいと思います。
ありがとうございました。