涙が出る写真集
見ていると涙が出てくる写真集があります。
内容は、映画のロケ地を撮影したもので泣ける映画だけではなくコメディやファンタジーなどさまざまなジャンルがあります。
載っている映画で好きなものはいくつかありますが、泣いた映画や悲しい思い出のある映画はありません。
購入したのは1年くらい前に失恋をして落ち込んでいた時ですが、相手の方とその写真集の話をしたことはありません。(映画が好きな方でしたが直接関係のある映画はなく、彼への未練もありません。)
仕事や友人関係で気持ちが沈んでいる時も、平常時もなんとなく手にとってパラパラ眺めていると自然と涙が出てきます。
普段は自分の好きなものは友人や家族に共有したいと思うのですが、その写真集の事は誰にも話したくないと思っており自分だけの秘密にしたいと思っています。
また、その写真集に対してネガティブなことは全く感じておらず、どちらかといえばお気に入りの部類に入ります。
ごく普通の、お気に入りの写真集なのに不思議だなと毎回思うのですが誰にでもこういったものはあるのでしょうか。それとも、自分で気づいていないだけで心理的な原因が何かあるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「落ち込んでいたときの本」として感情が刷り込まれているのかな
その涙は、どのような感情を生むのでしょうか。悲しい、切ない、苦しい、またはセンチメンタルになるのでしょうか。
購入したタイミング、そのときの状況、失恋と別れ… が購入した写真集とリンクしてしまっているのではないでしょうか。
写真集自体に、元彼自体に、思い入れはないけれど、「落ち込んでいたときの本」として感情が刷り込まれてしまったのではないかなと思います。
よくあるのが、懐かしい音楽です。音楽のメロディーや歌詞に深い意味はなくても、聴こえてくると、その当日の景色が蘇って、懐かしかったり悲しくなったり。当時の出来事や出会った人と、縁もなくなっているのに、一気に気持ちがあの頃に戻るような感覚になるものです。
あなたに起こっているのも、そういった感覚なのかなと思いますが… あまりにも苦しいようなら、受診もなさってくださいね。
肉体の癖
よく、本屋さんに入るとトイレに行きたくなる人がいると聞きます。
心理学的な要素や、写真集が脳やか眼に何らかの刺激を与えている可能性がありますね。
いずれにせよ、あなたが写真集を見ることで特別なストレスや不幸を感じていないなら、気にする必要はありません。
現在の肉体に刻まれた癖の一つにすぎないと思いましょう。
この肉体とは、せいぜいあと数十年のお付き合いです。
来世にこの身体は持っていけない。
長年乗っていれば自転車にも癖やゆがみが付きますが、その自転車も永遠に乗る物ではないし、普段の運転に支障がないレベルの癖は許容範囲内です。
それと同じだと、肉体を、一時的な乗り物を見るように客観的に眺めてみましょう。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます!
とても腑に落ちました。
たしかに、買ったばかりの時は気持ちが落ち込んでくるとその写真集を眺めていた気がします。
苦しいとか辛いといった感情ではないので、これからもこの写真集を大切にしたいと思いました。
何か良くないことがあるのでは??(呪い、とか・・・)と少し不安になっていたので安心しました。
ありがとうございました!