好きなこと
自分が好きなことをしていいのか戸惑ってしまい、楽しむことができません。
絵を描くことや読書など好きなことがありますが、昔から「とにかく勉強をしろ、言われたことをやれ」という環境にいて、さらに自己主張ができない性格なので抵抗できず、「私なんかが好きなことをしてはいけない、遊んではいけない、私は役に立つことしかしてはいけない」と思い込むようになりました。
今は自由な環境にいますが、未だに自由に好きなことをしたり、思い切り遊ぶことに抵抗を感じてしまいます。
また、試しにやってみても「何か成果を出さなくてはいけない」と思ってしまいます。絵であればプロ並みに上手く描いて周りに認められなくてはいけない、読書であれば完全に理解して何かに役に立てなくてはいけない…などです。そのような思い込みが勝ってしまい、心の底から楽しむことができません。
どうしたら、自分が好きなことをするのを許したり、思い込みを消したりできるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分自身に思いやりを
アイ 様 相談ありがとうございます。
「何か成果を出さなくてはいけない」「認められなくてはいけない」「役に立てなくてはいけない」とブレーキをかけている脳内の声は、どんな声ですか?どんな態度で話してますか?
もしかしたらそれは、「とにかく勉強をしろ、言われたことをやれ」と同じ声・態度で迫ってくる、あなたの養育者(ご両親?)ではないでしょうか?
そのとおりであるなら、ブレーキをかけてくる声に、
「もういいよ、忠告してくれてありがとう、でも私は私で自分のことをしっかりやりたいから見守っていてね」とあなたの中で折り合いをつけないといけません。
自分の中で折り合いをつけるには、自分自身に思いやりを向けて、自分を優しくして、自分自身を寛容に思い、そして自分自身を勇気づけることを育てていくことが大切です。
色々方法があると思いますが、まずはマインドフルネスなどの瞑想をして
今ここの、自分自身の状態を、批判せず、善悪の判断せず、「いまここ、今この時、居ていいんだよ」と自分自身を認めることです。
そして、ゆったりとした自分の呼吸のリズムで、出る息と入る息にただ心を集中させて、心地よく心身を落ち着かせてください。
さらに、あなたが好きなことをしたいと思ったときに、あなたが最も信頼する優しい人が傍に居たらあなたにどんな優しい言葉をかけてあなたを勇気づけ励ましてくれるでしょうか?のイメージを膨らませてください。
「大丈夫、あなたならできるよ」とか「自分の人生だから自分で歩んでいいんだよ」などでしょうか?このイメージで出てきた言葉を心に留めてください。
必ず役に立つと思います。
イメージが上手くできないとか膨らませたいなど、そもそもマインドフルネスなど瞑想のお手伝いはさせていただきますので、困ったときはどうぞご相談ください。
参考までに。合掌礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。「自分に厳しくあらねば」と思ってしまった幼い頃の自分を癒やしてみよう。「もう頑張らなくてもいいよ」って。「そのままであなたはあなただよ」って幼い自分を認めてあげよう。
難しい時はどうぞ遠慮なくご相談ください。再礼
質問者からのお礼
お返事遅くなりました。
ありがとうございます。瞑想は前々から知って何度か行っていましたが、肝心の「自分のことを認め、思いやりを向ける」ことができていなかったことに気がつきました。
小さい時から何もかも抱え込んでは自分に厳しくあるのが正しいと思っていたので、私にとってはかなり難しいことだと思いますが、できるようになりたいです。