人間不信に困っています。
ずっと前、ひどい幻滅を感じました。
どうしたらいいんでしょうか、あれ以来自分がおぞましい人間になるような気がして嫌なんです。
付き合いの長い人以外、少数を除いて完全に信用することができなくなっています。
恋愛感情を抱くことはあります。でも、どれだけ優しくされても「陰で俺の悪口を言ってるんじゃないか」「何かあったときに裏切られるんじゃないか」って思うときがあるんです…
あと信用できるものと言えば、仏様や亡くなった人だけです。
誰を見ても「この人たち、どうせ何かあっても責任なんか取ってくれないんだろうな」って思うことがどれだけ孤独か、わかっていただけるでしょうか。でも、そうとしか思えないんです。
何かアドバイスが欲しいんです。
こういう状態になったとき、仏様はどうするべきだと仰るんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
正しい見方を心がけましょう
拝読させて頂きました。
あなたが今とても人間不信に陥っておられて親しい方々のことも信用することができず困っておられることを読ませて頂きました。今までどの様なことがあなたの身にあったのかわからないですけれどもあなたのその孤独感や辛いお気持ちを心よりお察しします。
人の心は常に移り変わりゆくものです。自分にとって望ましい方法は何か、どうしたら得をするか損になるのかを考えながら生きています。ですから自分に得になることの為に他者をあざむくこともあるでしょうし、自分でも気がつかない中で他者を裏切りおとしめている場合もあるでしょう。ですからあなたがこの世を生きていいる中で人を信じられなくなってしまうことも止むを得ないかとも思います。
オレオレ詐欺や自分の友人・知人を引きずり込んでいく様な詐欺まがいの商法を売り込んでくる方々もおられます、神仏の名を語りうそいつわりを説いて財産を全て取り上げていく様な悪徳宗教もこの世に沢山存在していますからね。
ですからその様な世の中で冷静に見て充分検討なさり判断していくことがとても大切ですよね。
仏教的には「八正道(はっしょうどう)」という仏様の教えがあります。
1.正見(かたよらない正しい見方)
2.正思惟(かたよらない正しい考え方)
3.正語(かたよらない正しい言葉)
4.正業(かたよらない正しい行い)
5.正命(正しい生活)
6.正精進(正しい努力)
7.正念(正しい思念や心がけ)
8.正定(正しい禅定つまり心の安定)
です。
言うは易く行うは難し、かもしてませんが宜しければあなたのこれからの生活の中で少しずつでも取り入れて活かしていってみてはいかがでしょうか。
そうした正しい生き方を心がけていると善き心がけの人々があなたの周りの集まっていらっしゃるのではないかと思います。そうした善きご縁に恵まれてくれば人を信じることもできるでしょうし、悪意をもって近づいてくる方々を見分けることも出来ると思います。
あなたがこれからの未来を心から穏やかに落ち着いて冷静に見ていかれながら、善きご縁に恵まれてお互いを尊重し合い思いやり信頼関係を築いていかれ、心から豊かに皆様の幸せに生き抜いていかれます様に切に仏様や神様やあなたのご先祖様に祈っております。そしてあなたを心より応援しています。至心合掌