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他人を信用するということがわかりません

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有り難し有り難し 23

以前、相談したことと重なる面があるのですが、ここ数年、他人とのかかわり方がわからなくなっています。

これまで、何人かの人からパワハラをされたり、業務上の秘密を暴露されそうになったり、そのことがもとで根拠のない誹謗中傷をされたりしました。
秘密を洩らされそうになったのを止めたら「あなたは傲慢だ」と罵られて言いふらされたことや、別の人ですが仕事の受注状況やプライベートを根掘り葉掘り探られたりマネされたりしたことがずっとトラウマで、他人に心を開けません。

そういう人には、二度と近寄りたくないです。
悪人と交わるな、他人の秘密を軽々しく喋る人や自分さえよければと立ちまわる人を避けなさい、自分を守ることが大事だとお釈迦さまはおっしゃっていたと思います。
私自身、お人好しな面があったので、そういう人が発している危険信号を見て見ぬふりをしたり、気がつかなかったりしたから、ひどい目に遭ったのだと思います。

その一方で、底抜けに人を信用しなさい、という教えも聞きました。

人を信用するということと、自分を守るために相手をよく見るということは矛盾する気がして、他人に対してどう振る舞えばいいのかわかりません。

今は、悪い部分が少しでも見えたら、この人は信用できない、と遠ざかる気持ちがあります。
でも、こういう自分は、警戒心が強くて心が狭い気がしますし、良い友達を作るチャンスも逃している気がします。

どういう心構えでいればいいのでしょうか。

2024年8月25日 17:33

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

警戒心の強さは良さでもある。自分の物差しのメンテナンスをも。

パワハラや守秘義務の漏洩なんてアウトですよね。そんなこともわからず、指摘したら反対に傲慢だと誹謗中傷を受けただなんて、本当に腹立たしく悔しいですよね。こんな職場で働かなければならないことも苦痛ですよね。そんな人たちとは付き合いたくありませんし、不信感しかないですよね。プライベートなことを聞かれても、絶対に話したくないですし、正直関わりたくもないですよね。警戒して当然の人たちですよ。

人を簡単に信用せず、しかし、人を疑って見ない。
矛盾のようにも思いますよね。

「諦観」という言葉があります。あきらかに見るという仏教の言葉です。人間は、自分の都合で物事を捉えていく一面があります。ありのままを見ていくということは、簡単なようで、なかなか本質を見抜けなかったりもしますね。

あなたの経験からも、ルールを守れない人やプライベートに踏み込んでくる人、攻撃してくるような人を、危険だと認識しますので、とにかく避けようと線を引くわけです。似たような人も同じだと警戒しがちですし、そういう人の話や考えも正しくないと真っ直ぐには見れなくなってしまいます。

当然、経験から学んできたからなのですが、一部の人との経験から、多くの人との関係までふるいにかけてしまうところが、人間にはあると思います。真っ直ぐに見れない、都合のいいように聞いていく、自分の基準で正誤を決めていることもあるでしょう。

それも大事な基準ではありますが、自分の物差しの目盛が正確なのか。ときにはチェックする必要がありますよね。そうでないと、見誤ってしまうことにもなりますものね。

あなたの警戒心の強さは、良さでもあると思います◎
ですが、たまには自分の物差しのメンテナンスを。明らかに見れているのかを確かめてみましょう。その人の嫌な部分より、良さを見つけていけるほうが人間関係が良好に、広がっていくかもしれませんものね。

2024年8月25日 22:28
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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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コミュニケーションで信用を深める

お釈迦様が亡くなってから2500年以上経過している現代では、人間のほとんどは煩悩まみれの悪人なのです。
その前提で、特に恨みもなく利害が反しない相手であれば、軽い用事なら信用して良いでしょう。
一方で、他人が自分の利益を捨ててまであなたを守ってくれる可能性は低いです。
結局は、相手とのコミュニケーションによって信用を深めたり、どの程度の内容までは任せて大丈夫かを確認する必要があります。
千円が入った財布を拾ったら交番に届けてくれる人でも、一千万円を拾ったら魔が差す可能性もありますからね。
その場その場で柔軟に判断する必要がありますね。

2024年8月26日 12:48
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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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悪行や悪縁から離れ切り捨てましょう

拝読させて頂きました。
悪意や悪言や悪行をする人から離れましょう、自分勝手で自分の貪りや怒りや愚かなことをする人から離れましょう、進んで罪悪を犯して平気で人を傷つけたり被害を与える様な人から離れましょう。その様な悪縁をしっかりと切り捨てましょう。
悪言や悪行をする人のことを信じる必要はありません、正しい言葉や行いをなさる人を信じていきましょう。
あなたのことを仏様や神様やご先祖様はいつでもどこでもどんな状況の中でもお見守りなさっていて下さいます、あなたを善き方へとお導きなさって下さいます。どうか安心なさって下さい。
あなたが悪縁を離れ切り捨てて、善きご縁に恵まれ善い考えや言葉や行いをなさり、本当に信頼できる人とお互いを尊重し助け合いながら心から豊かに幸せに生きることできます様に切に仏様や神様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌

2024年8月25日 20:18
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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様

温かいお言葉をありがとうございます。

悪言や悪行をする人と一緒にいると、自分自身は悪に染まらなくても、苦しみで自分の心が汚れるということが、今回よくわかりました。
きっぱりと悪縁を切り捨てたいと思います。
仕事やサークルで接することがありますが、自分の心の中で断ち切りたいと思います。

中田三恵様

相手の良いところを見ようと思うあまり、違和感に気づかないふりを続けてきた結果、今の事態になったと思います。それも、自分の物の見方に自信がなくなったことにつながっている気がします。

でも、おっしゃる通り、これから知り合う人に対しても、前の人と同じなんじゃないかという目で見るのは違いますね。

自分の思い込みや感情を離れて、疑いもせず、かといって頭から信用もせず、その人の行動をありのままに見るというのは、今の私にはとても難しいことのように感じますが、精進したいと思います。

ご教示ありがとうございました。がんばります。

願誉浄史様

ありがとうございます。状況をよく見極めながら対処したいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ