サンスクリット語真言
当家は浄土宗なのですが 仏壇の前でいつも読経と、御真言をお唱えしています。御真言は、日本語訳よりも、サンスクリット語で唱えた方が先祖供養への功徳は強くなりますか? サンスクリット語はお釈迦様本来の言葉だと聞きましたので質問させて頂きました。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
言葉も化身です。
発する音、人間に聞こえる音に違いはあるかもしれませんが、基本的に変わりありません。
心が乱れないように読経なさるのであれば、慣れた言葉(文字)でお唱えする方が、ご期待の功徳となられると思います。
各地、各季、各人、各書を通じて東の果てまで渡ったコトバです。
重さはありません。
あなたの向き合う姿勢が功徳となります。お励みください。
合掌
サンスクリットではなくパーリ語
がお釈迦様が実際に語った言葉の可能性があります。
サンスクリットは最初はバラモンたちだけが使っており、一般人に分かりにくいので釈尊はむしろそういう雅語を禁じていたのですが、インド北西部ガンダーラ地方に入植したクシャーン朝(カニシカ王の王朝です)の王様が紀元後三世紀頃からガンダーラ地方の公用語をサンスクリットにして(バラモンたちも王様には逆らえませんね)、その地方の仏典も、自分や相手にわかる言葉で語りなさいという釈尊の教え通り最初はその地方のガンダーラ語だったものをサンスクリットに変えたようです。
ガンダーラから中国に仏典が入ったので、漢訳仏典の基は最初はガンダーラ語など土俗語、後にサンスクリットだったようです。真言?陀羅尼?は後代のものなので最初からサンスクリットだったでしょう。釈尊の言葉ではないと思われます。
パーリ語のお経は現代では南伝上座部にだけ残っています。
質問者からのお礼
御指導ありがとうございます。
詳しく説明していただきありがとうございます。