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娘と私の選択について

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2度目の相談をさせてください。

先程、家出中の娘と会いました。専門学校の継続・退学の件を決めないといけないため、会って話すことになりました。
ようやく、娘が会ってくれる気持ちになり会うまではすごく嬉しかったです。

でも、学校は退学することになりました。
最初は、どちらでもいいって言っていたけど、今はその仕事に興味がない、と感じました。

私が、資格を取るために続けて欲しいって言ったら、仕方なくでも続けたかもしれない。そして、いつか今の無茶苦茶な生活に疲れ、学校を続けていて良かった、と思う日がくるかもしれない。
色んなことが頭の中に浮かんだけど、今、娘が自分で決める時なんだって自分に言い聞かせて、いいよ自分で決めたらって言いました。
たとえいつか、後悔する時がきても、もしかしたら後悔しないかもしれない。どちらにしても、娘の決断を私は受け止めないといけないのですね。

折角、やり直そうとして娘は、専門学校に行き出したのに、ちょっとしたきっかけでその思いが壊れてしまいました。
何故私は娘を守れなかったのか、すごく悔しいです。
今日会って、外見も中身も普通なのに、ホストにはまり、風俗の仕事をしている、それが本当に信じられないです。
私のこれまでの愛情不足が原因ってわかっています。それでも、何故娘だけがこんな目にあったのか、申し訳なくて、やりきれません。

今、涙が止まりません。
学校に拘っているのは私だけです。娘の人生は私のものではない、わかっています。
でも、私は自分の選択にまだ、これで良かった、仕方ないんだ、と思えなくて。
娘の選択が、悲しいです。
心の持ち方、切り替え方、立ち直り方、何でも構いません。教えて頂けますか?

2023年11月25日 17:01

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大切な娘さんの人生ですから

拝読させて頂きました。あなたの娘さんへの思いや迷いや辛いお気持ちを読ませて頂きました。詳細なあなたや娘さんのお気持ち全てはわからないですけれど、あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。

あなたのおっしゃる通り娘さんの人生ですから娘さんが学校のこともこれからの未来もご判断なさることではあります。

ただやはり娘さんの本当の心の中はどうかと言えば、詳細はわからないですけれど、やはり辛かったり寂しかったり悲しいお気持ちもあるではないかと思います。今娘さんがどの様にお過ごしなさっておられるのかわからないですが、周りの人達が娘さんをいつも見守り続けて下さることがとても大切かと思います。

できれば娘さんがご自分の思いを信頼できる方々に受け止めて頂きながらお話しできれば自ずと変わるかと思いますし、娘さんが大変辛い状況に追い込まれているならば避難する所があればよいですからね。
娘さんが今なかなか声に出して助けてほしいとは言えない状況にあるのかもしれませんけれど、娘さんを救援なさって下さる様な支援者や支援団体にも相談なさってみて娘さんにお伝えなさっても宜しいかと思います。

最近では歌舞伎町の社会問題として大きく取り上げられていますから自治体や政府も重く受け止めて対応を急いでいると思います。ですから様々な相談窓口や支援機関ご相談なさって助言や支援を受けてもいいかと思います。

いずれにせよ娘さんがこれからの未来を大切になさり自らの意志ですしっかりと生きて頂きたいです。
その為にもあなたや周りの皆さんが娘さんをこれからも温かく見守り続けていくこと、決して見捨てないこと、いつでも受け止めてあげることが大切ですよね。
娘さんの人生も未来もこれから続いていくのです、後悔することはあっても娘さんは自らの人生を自ら歩んでいくのです。

娘さんがあなたや沢山の方々に受け入れられ安心して毎日を生きることできます様に、自らの人生を心から健やかに充実なさり生きていけます様に、あなたや娘さんがこれからもお互いを大切になさり沢山の方々に支えられて幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。
そして娘さんを心より応援させて頂きます。至心合掌

2023年11月26日 13:04
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。頂いたお返事を読みながら、また涙が止まらない状態です。

娘の家出、ホスト、風俗、そんな話しを聞いてもらえる人が親友のみで、夫にも風俗のことは言えず、昨日は外で相談の文を書いて送りました。
あの時、自分がどのように内容を書いたのか覚えていなくて、どのようなお返事が届くのか正直怖かったです。
でも、温かいお言葉がとても嬉しいです。
母親として情けない話しを、こんなに受け止めてもらえて、感謝いたします。

娘が今、本当は辛いのか、それとも、もう辛いという感情も殺してしまったのか、会ってもわかりませんでした。ただ、急ぐこともなくふわふわとしたように見え、娘は、私に心配しないようにか優しく接して、遊びに行くように、じゃあね、と別れました。
辛いと一言でも言ってくれたら、どんなことでもするのに、娘の性格では何も言わないと思います。
妹の方が病弱で、あなたは健康なんだからと度々言っていたので、甘えることができない性格にしてしまいました。

やはり、今はもう少し黙って見守り、何か危険なことに気がついたら、相談窓口に連絡をしてみます。見捨てることは絶対にしません。大切な娘です。

お礼を書きながらも、何度も頂いたお返事を読み返しています。このお返事を娘にも読んで欲しいです。自分のことを思って下さっている方がいて、自分を大切にしないといけない、とわかって欲しいです。

本当にありがとうございます。温かいお言葉や私自身が見捨てられていないことに、救われました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ