母の死
3年くらい前に母が亡くなりました。
母が亡くなった日に2人目を妊娠していた事がわかり、つわりや出産、2人の子育てでいっぱいいっぱいでした。
まさにコップのお水が表面張力でいつこぼれてもおかしくない、ちょっとの衝撃でこぼれてしまう、
そんな精神状態で、日々過ごしていました。
母が亡くなった直後はただ息をするだけ、立っているのもやっとなくらいでした。
3年ほど立ってやっと気持ち的に落ち着いてはきましたが、少しでも不安ことやストレスがあると心が揺れてしまいます。
母の死だけが気持ちの不安定さに直接関わるわけではないと思うのですが、
大切な人の死から立ち直るのにはどれくらいのかかりますか?
3年たってまだ気持ちが落ち着けないのは悪い事ですか?
また、どうしたら大切な人の死と向き合えばいいでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
感謝の想いを綴る。
ご質問拝読いたしました。
最愛の御母堂さまのご逝去
謹んでお悔やみ申し上げます。
何年経とうとも
お母さまのことを
忘れることはないと思います。
愚僧も父を最近亡くしましたが、
一日たりとも
思い出さない日は、
ありません。
毎日位牌、遺影の前で、
読経していますので、
当たり前と言えば
当たり前ですが。
愚僧は供養とは、
おもてなしだと考えています。
ですから、
父はお酒特に、
日本酒が大好きだったので、
毎日御供えしています。
おつまみも付けて。
原則として、お寺の御供えは、
お水、お茶、お仏飯です。
ルール違反ですが、
いいのです。
父にとっては、
一番の御供養だと思いますから。
さて、
お母さまにとっては、
何が一番の御供養に
なると思いますか?
愚僧は、
あなたの笑顔、
あなたの幸せ、
あなたの健康、
あなたとご家族が
幸せであることが、
何よりの御供養では、
ないでしょうか?
あなたの涙、
あなたの苦しみ
は、
お母さまの涙、
お母さまの苦しみ
ではないでしょうか?
お母さまがご存命だった時の、
楽しい思い出を
思い出してください。
お母さまに感謝していることを
思い出して、
ノートに綴ってみましょう。
さようなら
とは、別れの言葉では、
ありませんよ。
また再び、
いつの日か、
再会するための、
束の間の待ち時間ですよ。
いかに待ち時間を使うのか、
再会を最高のものに、
するために、
笑顔、
幸せ
を作っていきますょう。
ご多幸を祈っていますよ。