亡くなった方は報われたのでしょうか。回答受付中
以前「元交際相手が亡くなりました」というタイトルでご相談しました。どうしたらよいかわからない、気持ちが落ち着かない自分に教えを授けてくださり、本当にありがとうございました。
正直、いまも心が休まることはありません。2人で話し合いお別れをした結果、相手が旅立ってしまい…日々様々な思考が巡ります。長い長い時間が必要なんだと思います。
心残りは、自分の言葉で相手を思うことができなかったことです。今更ではありますが、相談機関の助言をいただきながら言葉を選んだので、本来の自分の言葉ではありませんでした。もう少し言葉を選んでいたら別の結果があったのではと思ってしまいます。今さら気づいてしまい、後悔の念でいっぱいいっぱいです。ごめんなさい。
そしてその言葉を受けて、相手の方はどういう気持ちで旅立ったのでしょうか。亡くなることで報われることはあったでしょうか。相手の方はなぜ死を望んだのでしょう。最期は苦しくなかったか、いまはどうしているか、安らかであることを祈るばかりです。
自分はどれだけ傷ついてもいい。
相手の方がもう何にも傷つかず、健やかであってほしいです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「もう少し言葉を選んでいたら」─その後悔は、愛の証です
「本来の自分の言葉で伝えられなかった」
「相談機関の助言通りだった」
「もしかしたら結果が変わっていたのでは」
後悔から、どれだけあなたが真剣に相手の方と向き合おうとしていたかが、伝わってまいります。
大切な人を思って発した言葉が、結果的に傷つけてしまったかもしれない
後悔は、“本当に大切にしていた”からこそ、生まれる感情です。
あなたのその涙は、「祈り」と呼べるほど、尊いものです。
仏教では、人は肉体を離れても、「想い」は決して消えないと説きます。
あなたが心の中で向けている想い
「ごめんね」「どうしてなの」「あなたが安らかであってほしい」
必ず相手に届いています。
たとえ最期の瞬間が苦しみに満ちていたとしても、
あなたが静かに手を合わせて願っているその“祈り”は、
あの方の魂を、少しずつ、やわらかく、やさしく、包みこんでいくのです。
もし、いまもその方があなたの心のそばにいるとしたら、
「報われたいなんて思っていなかった。
ただ、わかってほしかった。苦しかった。
でも、あなたのことを責めてなんていない。
あなたの言葉は、愛だった。たとえそれがうまく届かなくても、あなたの真剣さと優しさは、ちゃんと伝わっていた。」
亡き人は、物理的に傷つくことはありません。
残された人が自分を責めすぎないことを、もっとも願っている存在でもあります。
「自分が傷つくのはいい」
「相手が苦しまないように」
その言葉の奥には、深い慈しみがあります。
同じだけのやさしさを、あなた自身にも向けてあげてください。
仏教にはこんな言葉があります
「自愛なき慈悲は、すぐに枯れる」
相手を想う気持ちと同じだけ
「自分にも生きる価値がある」「自分にも祈っていい」
そう思えるようになることは、決してわがままではありません。
あなたの祈りを実らせるために必要なことなのです。
あなたの心の中で、いま確かに灯っている“想い”それは、仏前に供えるどんな香よりも、どんな花よりも、美しい供養です。
涙の中にこそ、仏さまはおられます。
苦しみの中にこそ、あなたの願いは育っています。
あなたの祈りは、亡き人に届いています。
あなたの涙は、決して無意味ではありません。
あなたが歩む今日が、ほんの少しでも穏やかに包まれますように。
これからの時間の中で、心が少しずつやわらかくなっていきますように。
合掌
その人が安らかでありますようお祈りさせて頂きます
拝読させて頂きました。
再度のご質問ありがとうございます。
以前のご質問でも回答させて頂きました。その人はもう既に仏様や神様がお救いになさって下さいます、その人の親しい方々やご先祖様方がその人を優しくお迎えになさって下さいます。その人は仏様や神様のもとにて一切の迷いや苦しみや痛みからも救われて何の憂いもなくなり、ご先祖様と一緒に安らかに清らかにご成仏なさっていかれます。
そしてあなたをこれからもずっとあたたかく優しくお見守りなさっていて下さいます。
あなたのその後悔の念は消えないでしょう、その悲しみは消えないでしょう。
あなたのその人への思いをそのままその人や仏様や神様やご先祖様に手を合わせて思いつくままにお伝えなさって下さいね。
あなたの思いは全て仏様や神様やしご先祖様そしてその人に届くでしょう、あなたの思いを優しく受け止めて下さり、あなたに寄り添って下さいます。
きっとあなたの心を癒やして下さいます。
また宜しければあなたのお気持ちを分かち合いの会でお話しなさってみてはいかがでしょう。そして様々な方々にあなたの思いをお話しなさってみたり、様々な方々の思いに耳を傾けてみてはいかがでしょう。
あなたの思いに沢山の方々が耳を傾けて下さるでしょうし、思いを分かち合うことができるのではないかと思います。
いつの日かあなたが与えられた天寿を全うなさる時に、必ず仏様や神様がお導きなさって下さいます、そしてその人がご先祖様と一緒にあなたを優しくお迎えなさって下さいます。そして再会を喜び合い思いを分かち合うでしょう。
あなたがこれからもずっとその人とのご縁を大切になさり思いをお伝えなさり、毎日を生きることできますように、その人に見守られて健やかに与えられた人生を生きることできますように、あなたが与えられた天寿全うなさる時必ず仏様や神様に導かれ、その人が優しくお迎えなさり再会を喜び合うことできますように切に仏様や神様やご先祖様やその人にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏