老いた父親への失望が憎悪になりつつある
病気や老化により言動や性格が激変した父親への失望が憎悪に転じつつあります。
両親と妹と実家で暮らしています。楽観的な父と心配性な母、私達姉妹は内向的でメンタルが不安定ではあるものの、家族仲は悪くありませんでした。
しかし数年前、70代に差しかかった父親が脳の病気で足を引きずって歩くようになり、ちょうどコロナ禍も重なって失職。
以後は母方の実家の自営業を手伝っていますが、その頃からだんだんと口数が少なく性格も歪み、家族や周りの人に対して投げやりかつ不愛想な振る舞いを見せるようになりました。
思うように身体が動かせずにもどかしかったり、周囲に心配や迷惑をかけるのが心苦しい、煩わしいと感じる気持ちも分かります。
ですが年々自己中心的になり、他人とのあいだに壁を作って閉じこもり、「俺のことをばかにしてるんだろ」と卑屈な発言を繰り返す父親に対して、無性に苛立ちが募っています。
特に許せないのが母親への態度です。母親は父親の性格は一生治らないと諦めており、パートの合間に病院へ送迎したり、旅行に連れ出したり、身の回りの世話をしています。
しかし私は物心ついた頃から、父親が母親に対して感謝や謝罪を口にする場面を見たことがありません。やってもらって当たり前、怒られれば逆ギレするのが日常茶飯事です。もちろん結婚記念日や誕生日のお祝いなどもしたことがありません。
長女としてはやはり母親の味方になってしまい、必然的に母親に苦労をかける父親を悪者扱いしてしまいます。しかし私と父親が喧嘩をすれば「これ以上私を苦しめるのはやめて」と母親が泣き出すので、それ以上怒ることもできません。
母親を苦しめる父親に怒ると、さらに母親を苦しめる結果になる。だけどイライラが募っていくのはどうしようもなく、八方塞がりで爆発寸前です。
妹は父親との仲が良くも悪くもなく、母と同じく「もうどうしようもないと」と諦め気味のようです。家族の中でいまだに私だけが父親の変化を受け止めきれず、日々失望し続けている状態です。
近頃は父親に対して早く死んでほしい、死んで母を楽にしてやってほしいとすら思ってしまいます。親に対してこんな感情を抱いてしまい、自己嫌悪でいっぱいです。
どうすれば父親の老いによる変化を受け入れ、死別するまでの時間を穏やかに過ごせるか、アドバイスがあればお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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1人で抱え込まない。
ご質問拝読いたしました。
御苦労さまです。
身内の介護は本当に
難しいと思います。
他人なら仕方がないと、
許せることも、
身内は健常であった時を
思い出してしまい。
しっかりして!
と感情的になってしまう
ものです。
お父さまも、
身内だから余計に甘えや、
わがままがでます。
身内の介護は、
本当に難しいと思います。
愚僧も両親の介護を、
在宅で7年。
障がい者関連の仕事に
就ていることもあり、
自信があったのですが、
ともすると、感情的に
なりがちでした。
しかし、
担当のケアマネさんの、
在宅での介護は、
難しいのではないですか?
というアドバイスで、
目が醒めました。
地域包括支援センターや
ケアマネさんと、
ご相談されることを
ご提案します。
お父さまも、
身体的に不自由になった
ことで相当なストレスが
あるはずです。
カウンセリングを受けたり、
リハビリ、
第三者との
コミュニケーションを
行うことで、
お気持ちが和らぐことも
あるでしょうし、
その間、
ご家族の皆さまの
負担も軽減されますよ。
誰でも障がいになる
可能性があります。
そうなったら時に、
悲観せずに、
愚痴や泣き言を
溢さずに堂々と、
生きることは可能でしょうか?
愚僧は自信がありません。
共に生きる。共生ですね。
日々反省です。