自分の意思がわからない。
小学校教員8年目です。
今年他府県へ転居し、自治体が変わりました。
毎年なかなか学級経営がうまく行かず、四苦八苦しております。
一応子どもや保護者からは感謝されますし、「子供達先生のこと好きやね。」と周りの先生からは言われていましたが、
授業中私語が多いことやトラブルが多いこと、生徒指導がうまく行かないことなどからそう感じてしまいます。
色んな本を読んだり、周りの先生に聞いたりして試してきましたが、自分の中でピンときていません。周りの先生のようにうまくいきません。
というのも、叱り方がわからないのです。どんなクラスにしたいか、子供にどう成長してほしいかを考えて行動にうつすと色んな本にかかれています。周りの先生にも言われます。でも、自分がどんなクラスにしたいのかもどんな人になってほしいかも薄っぺらい言葉でしか言えないのです。
正直自分が1番で、自分が平和に穏やかに過ごせればいいと思っているんだと思います。
8年も勤めていて、学級経営のいろはをわかっていない自分にも、自分が1番で何も成長できていないことにも気付き、絶望しています。
周りを気にしてしまう性格のせいで、保護者のことがちらつき、子どもの顔色ですらうかがってしまって、保守的な指導しかできていないことにも気付きました。
自分より経験の浅い先生の方がきちんとできている。
今まで何をしてきたんだろうと。
自治体が変わり、今までに経験のない業務も出てきました。同じ学年の先生に負担を与えてしまい、何も役に立てていない自分にも自己嫌悪してしまいます。
「先生大好き」「先生に担任してもらえてよかったです」という子どもや保護者からの言葉で自尊心を保っていたように思います。結局自分のためにこの仕事をしているのだと気付きました。
実は人を育てる仕事は向いていないのではないかと感じ始め、8年目でこんなことに気づいた自分がすごくショックでした。
また、今までは周りの先生がたくさん助けてくださり、なんとかやってきました。
今年学校がかわり、割とドライな雰囲気で、それぞれ1人でなんとかするという感じが自分としては孤独を感じ辛いです。もう1人でなんとかしないといけない年齢ではあるのですが、、。今までが甘えすぎていたのかもしれません。
これからどう考えて仕事に向かえばよいのでしょうか。自信がなくなっていくばかりです。ご助言お願いします。
自分に自信がなく、周りを気にしすぎてしまいます。抜けていることも多く、そんな自分を責めてしまいます。 色々と自分なりに調べたり考えたり行動に移したりしていますが、なかなかうまくいきません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
これからの出会いを大切に
拝読させて頂きました。
あなたが先生としてこれからどうしていけばいいのかと不安になっていることを読ませて頂きました。生徒さんへどう指導なさっていけばいいのか、どう仕事に向き合っていけばいいのかと自分の意思がわからずにとてもお悩みなさっているのですね。詳細なあなたの状況やお考えはわからないですが、あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
あなたは今まで教師として様々な生徒さん達や保護者の方達と接してきていろんな経験を身をもってなさってきたと思います。そして皆さんとコミュニケーションを取りながら様々な感情もあったでしょうし、とても辛い思いもなさったかもしれませんし、とっても嬉しいこともあったのではないでしょうか。また出会いもあり別れも沢山経験なさったでしょうし、お子さん達の成長を目の当たりにしてきたのではないでしょうか。その成長はお子さん達自らのことかもしれませんが、少なからずあなたから沢山指導を受けて教育されていく過程で身をもって学んでいかれた証ではないかとも思います。いかがでしょうか?
そんな姿をあなたは見て感じてこられあなたの自信にもなること沢山あったでしょうし、ああすればよかったこうすればもっと良かったのではないかと反省することもあったと思います。
そうした実体験に基づきあなた自身も人として教師として成長なさっていらしたでしょうし、きっとこれからももっともっと沢山の方々との出会いと別れを経験してあなたの目指していく人生が開けていくことになるでしょう。
今あなたの目にははっきりしたビジョンがなかったとしても目の前にいるお子さん達はあなたのことをいつでも見ているでしょうし、あなたから指導されることをきっと待っているでしょうからね。一期一会、一時いっときとても大事ですからね。どうかこれからも人との出会いや時間を大切になさって下さい。
あなたがこれからの未来を本当に素晴らしい出会いに恵まれ、あなたの心をお子さん達に伝えていかれあなたもお子さん達も保護者の方々も共に健やかにご成長なさっていかれます様に、皆さんと一緒に心から豊かにおおらかに充実した毎日を生き抜いていかれます様に切に祈っています。そしてあなたを心より応援しています。至心合掌