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他者を元気づける方法

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

こんにちは。
初めて質問をさせて頂きます。

お坊さんの皆様は、多くの人の悩みを聞き、そして元気付けられているかと存じます。

もし、元気付けのコツなどがあれば、ぜひご教示頂けないでしょうか。

自分も、 仕事や学業、その他諸々で心が疲れている友人、家族を元気付けたいと思っています。

ただ、自分自身の心を立て直す方法ならば瞑想や坐禅、マインドフルネス等色々な手法が出てくる一方で、他者を元気付ける方法となると、調べても中々出てきません。

その人が抱えているモヤモヤをただ聞くだけでも良いのかもしれませんが、それだと現状は変わらないと思っています。
(相手が望むならば聞くだけに徹しますが)

ただ、どうせならば、少しでも相手が前向きな気持ちになれる様な何かがきればな…。と思っています。

自分にできる事に限りはあるかとは存じますが、是非元気づけのコツなどあればご教示頂きたいです。

よろしくお願いいたします。

2024年4月11日 16:44

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談読ませていただきました。他者を支えようとするあなたの姿勢に感心いたします。
他者を元気づける方法は、人それぞれ異なりますが、一つのコツとして、まずは相手の立場や気持ちに共感し、思いやりを持って寄り添うことが大切です。相手が抱える悩みや苦しみをただ静かに聞いているだけでも、時には十分な支えとなります。その中で、相手の気持ちを汲み取り、共感し、理解を示すことで、相手が心を開いて健やかな気持ちになれることがあります。
また、相手に前向きな気持ちになれるような何かを提供したいとのお考えからも、励ましの言葉や共感の気持ちを伝えることが効果的です。相手の良い所や頑張っているところを褒め称えることで、自信を持たせたり、前向きな気持ちに繋げることができるかもしれません。
また、日常的な支援や気遣いも大切です。例えば、小さな優しい言葉や行動、食事や飲み物を差し入れる、一緒に過ごす時間を大切にするなど、些細なことでも相手にとっては気持ちの支えとなります。
他者を元気づけることは、心がけや自己啓発に繋がると同時に、人とのつながりを深め、良い関係を築く基盤ともなります。お互いに気持ちを共有し合い、温かい心を持って接することが、穏やかな気持ちや元気を取り戻す一助となるかもしれません。どうかご自身のやさしい心を大切にし、他者を支えることの尊さを感じられる機会となりますように。合掌

2024年4月11日 16:53
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有り難し
おきもち

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...
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ささ様
拝見させて頂きました。
まずは、ささ様の他者を元気づけられたいという、尊いお心がけとお志に合掌させてください。

お尋ねのコツというのは、
正直なところ持ち合わせておりませんが、

私が僧侶としてそういう時を含め、
法務にあたらせていただく際に、
心掛けていることは、

本気で向き合うということです。
誠心誠意、ご挨拶をする。
誠心誠意、合掌する。
誠心誠意、お勤めする。
所作一つ一つ、お勤めお経の一言一句、
全てにおいて、髪の毛の一本から、
足の爪の先まで誠心誠意、
全身全霊で向き合う。

これは別にお勤めや合掌でなくても良いと思います。

本気で、「どうしたの?」と向き合う。
側にいるからね。
いつでもなんでも言ってね。
と本気で伝えてる。

世間では断捨離という生き方もあります。
私もそれも素晴らしいと思っております。
持ち過ぎた物はなるべく手放して、
少なく生きるということを目指しております。

ただ、こと対人となりますと、
仏様のお心とお導きは、
不断不捨なのです。

消して一人にさせない。
消して捨てない。

一時の元気や安らぎであれば、
笑顔やうまい言葉も良いかと思います。

しかし、根本的に誰かを元気にしてあげて差し上げたい、
今味わっておられる苦しみから少しでも解き放たれて欲しいという願いを向ける時、
いわゆる抜苦与楽の慈悲のお心に立ち返り、
本気で向き合うということが、
大切なのではと思う次第でございます。

2024年4月11日 18:44
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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派です。 有髪に非僧非俗、 肉食妻帯(現在は独身ですが)...
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質問者からのお礼

多くのご質問がありご多忙の中、ご返信をいただきありがとうございました。
まずは本気で相手に向き合うこと。
その上で相手の気持ちに共感をし、相手の頑張りを認めてあげること。
これらを忘れないようにいたします。
また不断不捨という言葉はとても心に残りました。
この度はご回答をいただき、ありがとうございました。

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