回答 2
有り難し 8お世話になっています。今年になって知りあった友人と先日、縁を切られました。その友人は性質が奇しくも去年、縁を切った友人にそっくりでいきなり怒りだしてくる、からんでくる、人を見下したりします。知りあった時はわからなかったのですがだんだんとそういう態度になり、一方的に怒りはじめ、縁を切られました。私としては去るものは追わずですが、いろいろ相談に乗ってあげたりしたのに礼儀知らずで理不尽だと思います。ですがその人はある宗教を熱心に信仰しています。ひとつも身についてないんじゃないか！信仰の前に人間としての常識みたいなものを身につけろ！と思います。今までこういう人を見た事あります。信仰してるクセに常識や人間としての情がない人です。そこで質問ですが信仰の前に常識や情を身につけるべきではないでしょうか？また信仰するにはまず自己改善を進めていくべきではないでしょうか？回答お願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
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ご質問拝見させて頂きました。 私は常識を信仰の中で少し学べたと思っております。ただしほんの一部ですが。私たちの行動で特に欲とよばれるものは誰にでもあり、大小は様々ですがその制御は常識というところです。宗教的意味合いでは煩悩があって当たり前。煩悩ありきで私たちは救われるとされます。が、当然煩悩の趣くままに何をしてもいいとは言っていない、となります。どちらにしろ煩悩の在り方についてが一番言われていますが、素行や日常会話の在り方、基本的な人との接し方などは仏教の世界では書かれてはいませんね。そういう意味では両立して学ぶしかないと思います。仮に娑婆世界の一般常識をしっかり学ぶと自分の抑えられない本能に気づき苦しむ。そこから宗教に頼るという考え方の人が出てきます。ですから両立がよいのではないかと思うのです。逆に信仰だけを学んで得ることは日常生活をより豊かにする方法という感じになりますので、土台がないのに上に物をのせる感じに近いとも思いますので、チャトラさんがおっしゃられるように順番はあった方がよいのかもしれませんね。ただ、色々な人がいらっしゃいます。全ての出会いはご縁ですからそのご縁も学びをうむご縁なのだと思います。学び、感じる中で自己確認をするということが望まれているのかもしれませんね。 合掌
信仰と言っても色々なので、令和の日本人の一般常識とその人の信仰が全く違う方向性のものだったり、そもそも人格向上に関係ない信仰(お金儲けの神様とか)だったりする可能性もあります。
宝くじが当たりますようにと神様にお祈りする信仰だったら、一般常識も関係ありません。
また、病気や障害で苦しんでいる家族がいたりする人が藁にもすがる思いで、ヒーリング系の信仰に心酔する場合などもあります。
また、自分のプライド(自己肯定感)を満たしたいという気持ち(基本的人権だとか美しい言葉を隠れ蓑にしている場合もある)で、自分は特別な人間だと思いたいがために、特別な思想・信仰や修行に傾倒している人もいて、そのような人は、むしろ世間の常識からはみ出したいとすら思っているかもしれません。
いずれにせよ、日本で生活する限りは日本の法律に縛られますが、法律で禁止されていないことは、メリットとデメリットを考えて個人個人が判断するしかありませんね。
なお、仏教の場合は、人生のストレスの原因である煩悩をどうコントロールするかという教えなので、人生を楽にする仏教的テクニックを学べば学ぶほど、自己改善にもつながります。
追記
知的好奇心を満たすためだけに宗教団体を利用している場合もあるでしょうね。
願誉浄史さま、回答ありがとうございます。その元友人が入っている宗教は自己改善を進める宗教です。熱心にしているというより通っているだけ、本も読んでるだけみたいで身についてなかったみたいです。どういうつもりでその宗教を信仰しているのか謎ですが。ちなみに仏教系ではありません。仏教は人間の内面に関しての洞察力が宗教のなかで一番優れていると思います。仏教系の本を読むと毎回深い見解で驚かされます。ありがとうございました。
些細さま、回答ありがとうございます。私は今までこの元友人のような人をたくさん見てきたので信仰て何だろう？と疑問に思う事が度々あります。信仰や経典の中でから学び、自分の考えや行動を改善していかなければならないのに、読んでるだけ、通ってるだけの人がいるのは意味がないような気がします。一般常識と信仰を両立して学ぶのは良いお考えです。私もそのように努力して行きます。縁に関しては昔から疑問に思う事がありますのでいつか質問させていただきますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。
