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心の成長をしたいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 9

もっと心の成長をし、より分かり合いたいと思う人がいます。
その方は献身的なボランティア活動をしており、叡智も深い方です。

その方からは家族のように大切に思ってもらっていますが、私の思慕の念では返しきれないご恩だと感じています。

もっとその方のことを知りたいし、恩を返していきたいし、よりお互いを高め合えるようなお話しをしていきたいと思っています。

成長のため読書をしたり、内省するようにしています。
ですが、あまり自分の思いというのを深めることは出来ていない気がします。

もっと心の奥行きのある人間になりたいです。一朝一夕で出来ることではありませんが、道しるべとなるご意見をいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

2024年5月3日 5:05

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

経験上

ご質問拝見させて頂きました。
私の経験上のお話をさせて頂きますと、心の成長は体験の中で何を感じ、何を学ぶか、にかかっていると思うのです。確かに読書という新しい体験は読者に斬新な刺激を与えてくれます。その刺激をいかすもころすも読み手次第です。筆者のいわんとすることを正確により深くよみとるということが望まれています。ですから読書は1度で終わらないで、2度3度されることをおすすめします。これは、読む時々で体調や環境、心理状況で同じ本なのに、感じ方、とらえ方、感想が大きく異なってくるからです。お試しください。読書についてのみのお話になりましたが、お互いを高めるという件ですが、これは意外に簡単ではなく、同じ雰囲気の人が2人いても高まっていきません。違う考えの2人が集まった方が高まることがあります。相互の意見の交流の中でそういう考え方もあるか、ということから試行錯誤して新しい発見が生まれたりします。ですからうたたねさんは、うたたねさんらしくいらっしゃればよいと思います。同じ位置といえばよいのでしょうか、そういう考え方より自分らしさを伸ばすことが近道だと思います。  合掌

2024年5月3日 6:06
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有り難し
おきもち

真宗大谷派の僧侶です。2024年4月25日にこちらに登録させて頂きました。...
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素晴らしいです

自らの人格を高めようと思っておられることは素晴らしいと思います。
その気持ちさえ失わなければ、人格は向上し続けるのではないでしょうか。
なお、仏教では、欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩が自分と他人の悩み苦しみ・ストレスの原因になると考えます。
しかし煩悩は誰にでもある。
なので、自分の欲・怒り・怠け・プライドに気づくように心がけ、他人の煩悩には「お互い様」の精神で慈悲を向けましょう。
慈悲は、「こんな相手でもよく見たら可愛いところがあるじゃないか」という慈しみの気持ちです。
また、仏教では心は無常であり、心は瞬間ごとに浮かんでは消えて、瞬間ごとに新しい心に入れ替わっていると考えます。
よく、怒りの感情は6秒間しか持続しない等と言われます。
煩悩に支配されて一時的に思考や気分が乱れても、心は無常だから悪い心も長続きしない。
一時的な欲・怒り・怠け・プライドで判断や言動を間違ってしまうのは誰にでもあるので、大切なのは、ちょっと落ち着いてから冷静に振り返ってみることではないでしょうか。

2024年5月5日 9:20
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
何を学んでいくかが大切なのですね。
何回も読書してみたいと思います。
本当にありがとうございました。

ありがとうございます。
お互い様の精神が大切ですね!
まずは煩悩に気づくことから実践していきたいです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ