報われなかった努力との向き合い方
努力が報われなかったときに、また前を向いて進むための心の切り替え方や考え方を知りたいです。
私は社会保険労務士に興味があり、この1年間、約1300時間勉強してきましたが、結果は不本意なものでした。
それでも、どうしても社会保険労務士になりたいという気持ちは強く、再び勉強を再開したいと思っています。しかし、勉強方法への後悔や悔しさが消えず、前を向くことができずに、泣いてばかりの日々を過ごしています。
また、このまま勉強を続けても、再び努力が報われないのではないかと悪い妄想にとらわれています。
こんな私が前を向くにはどうしたら良いか、叱咤激励の言葉をいただけると幸いです。
性別:男 年齢:26 家族構成:奥さんと2人 仕事:事務職(it系) 悩み:キャリア・仕事・家庭のバランスそれぞれの進め方
・活力・気力がない ・進むべきことやることがわからない ・後悔で胸が苦しくなる
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こういった経験もまた踏ん張る力になっていく。身になっている。
ここまで頑張り試験にもチャレンジしたことを、「よくやってきた!」と自分を労いましょう。
あなたの言う「報われる」というのは、合格するということだと思います。もちろんそのことを目指してこられたのですものね。ですが、試験は一定の基準で合否が決められていきます。ですから、今回は一歩届かなかったという結果ではあったけれども、積み重ねてきた学びや得た知識は、あなたの身になっていますよ。
結果が全てで、不合格では意味がない、報われなかったと受け取っていくか、基準まであと一歩、ここまで来たぞと力にしていくか。
そのように納得していかないと、今までが無意味なように感じてしまいますよ。でも、あなたの中に確かに、身についているのですから、報われなかったと言うのは、ちょっと早い気もします。
挫折体験と言いましょうか、こういった経験もまた踏ん張る力になっていくのです。めげずに、諦めずに、目指したならチャレンジしていきましょうよ。
応援しています。
その自分ビジョンラブを家族ラブに転化
前を向くにはどうすればいいか。
人間が本当に今を生きている時、今というときに完全燃焼している時はそれは前を向いているというよりは、今いるところをきちんと歩んでいる姿をしているということをきちんと自覚をする必要があります。
マラソンでも徒歩でも別に先を観ている姿ではなく、一歩一歩のそこ、今その時、そこその場所を丁寧に歩んでいる姿なので先を観ているようではあっても過去も振り返っていないし、先を観ているわけでもないはずです。
努力が報われるかどうかの論も同じ。
たまたま、身に着けたスキルが必要とされる状況下において、あらわせるかどうかというだけです。たとえ試験やいざ現場で必要とされることがZということであってもAからYまでは学んだけどZは知らないということであれば、それはあらわせないというだけのことです。
学ぶべきこと、身につけておくべきことの範囲がズレていたりすれば、それはそれで学びとすべきこと。
今後はそこを補って、採用するサイドが要求することを主軸にきちんとやっておけばいいだけです。
凹んでいるのもご家族を強く意識するからではないでしょうか。
家族の為にもいい結果を出したかった気持ちが強かったからこそのダメージもデカいわけでしょう。ですが、実は違う。家族愛よりも自分愛が強いと家族のために今後も建設的に頑張ろうという気持ちが優先されずに、自分の愚かさを責めるようになる。それでは家族も巻き込んでのガッカリ感や喪失感になり、家族だっていやな思いが伝染する。泣いてばかり?泣くなら建設的に泣くべきです。そうだ、俺の為、自分の為にではなく、愛する家族の笑顔のためにこそ、進むべき方向は泣いてばかりの泥沼ロードではいけない、と泣くべきでしょう。「混同してはならない。」家族は本当はあなたがあなた個人として社会保険労務士になりたいこととは厳密には無関係に生活をされているはずですから、そこは家族にも悪い影響を及ぼさないように、父親は父親として夫は夫としての立場として、凹み過ぎないように注意が必要です。もちろん精神的には支えて頂くこともあっていいでしょうが、まず一家のダディがしっかりしないとお連れ合いさんや子供たちも不安になるでしょう。
まずは家族を巻き込まない。人は様子でなんとなく伝わるのです。まず、自分の優先意識を絶つことの方が家族愛のルールとしてもあるべき姿ではないでしょうか。
質問者からのお礼
ご回答誠にありがとうございます。
下記にて個別にお礼をお伝えさせて頂きます。
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中田様
温かいお言葉を頂きありがとうございます。
結果は上手く行かなくても身になっているし、報われないと言うにはまだ早いと言う箇所が大変心に響きました。
試験に落不合格となってから、今までの家族との時間を犠牲にしたり、無理して勉強した時間はなんだったのだろうかと世界が暗く感じていました。
しかし、それらの無駄ではないし、今後の踏ん張る力にもなると言うお言葉で心が軽くなったような気がします。
また来年の試験まで踏ん張って、良いご報告が出来るよう精進していきます。
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丹下様
激励のお言葉ありがとうございます!
「今という時を全力で過ごしている時は前を向いている時ではない」と言うお言葉が大変心に残りました。
今思うと必死に勉強している時は、方法が間違っていたのではや不合格の心配はせず、今やるべき勉強に集中していたような気がします。
また、自己愛のために泣いてばかりで前に進めないといのも仰ると通りです。
家族や社会で働く人を応援したいという気持ちで初めて勉強でしたがいつしかそれを忘れて、落ち込むばかりで逆に不幸にしてしまっていたのだなと自覚しました。
今後は今過去に囚われず今自分がやるべきことに集中し、家族や社会を幸せにするために頑張っているという当初の目標を忘れずに進んでいきたいと思います。
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改めてお二方ともご回答いただきありがとうございました!