頼らず甘えず生きていくために必要なもの
子供二人(5歳と2歳)と暮らすシングルマザーです。実母と同居生活をしています。
シングルマザーとして「自力で」やっていくためには何が必要なのでしょうか?
私は母と子供達、妹や家族にいつも感謝しています。ですが、家族に頼れる環境が有り難いと同時に、「いつかすべてなくなる」ことが怖いのです。
私は、「今家族がいなかった場合」をいつも想像して、「今頃一人ぼっちだったらできなかったことばかり」と思い、改めて感謝を覚えると同時に、いつか頼れる人がいなくなった時のため、甘えないように、「ひとりきりで」何でもできるようになっていなくてはと焦ります。
子供の頃に父を亡くし、元主人からは突然離婚を切り出され去っていきました。何かと突然失うものが多い人生でした。
やはり「いつか大切な人はいなくなる」という現実、残酷さ、辛さから自分を守りたいと思うようになりました。
「頼るのが怖い」「信頼したいけど、きっとこの人も裏切るんだ」「良い人なんていないんだから好きになるもんじゃない」という思いが拭えません。
独りになっても強く生きていくにはどうしたらよいのでしょうか。
2人の息子(3歳と1歳)がいます。 昨年春に突然離婚を切り出され、現在離婚調停中です。 15歳で汎発性脱毛症を患い、現在も治療中です。その他にメニエール病、橋本病を患っています。
「こうあるべき」にとらわれがちです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「自立」とは、一人で歩くことではなく、頼れる先を持つこと。
「自立」とは、何でも自分でできるようになることではなく、周りをしっかり頼れること。
この世の中に、誰も頼らず、誰の世話にもならず、生きている人なんていませんよ。
歳を重ねて、子どもが巣立っていく未来は、私も想像しています。子どもだから、親を見るのが当たり前でもありませんしね。
だからこそ、自分の周りで頼れる人とちゃんと繋がっておく。地域、行政、社会、心許せる人、何かあったときにちゃんと手を伸ばせる私でいるために。
またあなたがおっしゃるよう、人はいつまでも一緒にはいられない、死の別れも待っているでしょう。だからこそ、死の問題を頼れる「信仰」も大切なのですよ。
人を頼るのが怖い、信じていいのか。
そのためにも、人を見極める力を持たないと。
だから、繋がる先を持つようにしましょう。
ハスノハもしっかりと頼ってくださいね。
公的サービスを利用
基本的には、いかに他人に頼れるかが重要です。
公的サービスもその一つ。
自治体のファミリーサポートセンター等があれば会員登録しておきましょう。
送り迎えや病児預かり、ママがリフレッシュしたいときの一時預かりもあるでしょう。
また、経済面では子供のパパから養育費をもらうのは基本ですが、そもそも養育費を払ってくれるような男となら別れていない!という場合もありますね。
しかし、たとえ数千円の養育費でも新しい靴を買えるかもしれないので、できるだけ養育費の約束はしましょう。
実際は、児童扶養手当や生活保護で生活しているシングルマザーは多いです。
また、子供も中学生くらいになれば手がかからなくなり、むしろ頼れる存在になります。
何もかも独りでやるのには限界があるので、できるだけ色んな人(役所含む)から助けてもらえる体制をつくりましょう。
いざとなったら頼れるママ友とのつながりや、役所の保健師さんと喧嘩しないことも必要です。
仏教では、心は無常だと言います。
思考や感情や気分は瞬間瞬間に浮かんで消えており、瞬間ごとに新しい自分なのです。
それなのに、過去や未来について妄想雑念を脹らませると、本来は数秒で流れて消えるストレスを何時間も持続させてしまい、健康面にも悪影響になります。
「心は無常」を念頭に、思考の堂々巡りを長引かせないようにしましょう。
家事等な、鼻歌混じりにリラックスして行いましょう。