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自分の不貞、妊娠と子供について

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

お恥ずかしい話ですみません。
現在既婚31歳です。
29歳の時から流産を繰り返し、不妊治療も夫婦で取り組んできました。
また、夫が単身赴任のため週末に帰ってきてくれる生活を送りました。
治療が長引いたストレスと、夫に会えないのに連絡が少ないことに寂しさを何時からか募らせてしまいました。

この度私が夫がいない平日に、5ヶ月間職場の同僚と不貞関係を持ちました。また、膣外射精の性行為も行っていました。
夫よりも愛してしまったがための行為でした。また自分が不妊であるから、と油断していたのだろうと思います。

体外受精の胚盤胞移植を控えていた先月自然妊娠が分かりました。私は夫の子か分からない恐れのために、全て正直に夫に伝えました。
その時は、離婚されるのも覚悟の上、それでも子供と父親の血が繋がっていないかもしれないことを隠し通すことは許されないと思い、全てお話ししました。
DNA鑑定もしたい旨を伝え、現在私と職場の方の検体を提出し、結果を待っています。

当然、今までの治療はなんだったのか、と夫は激怒。3者で事実確認の末慰謝料請求も行いました。現在は弁護士を挟んだ交渉に入っています。

また、この状況で「不倫された側」の夫からは、当然、離婚も切り出されました。
彼を傷つけてしまったこと、幸せだった結婚生活を壊してしまったことを悔やんでも悔やみきれません。

私は夫の意見を尊重するべきだと思っています。慰謝料もお支払いします。

ですが、長年不妊治療をしても流産になってしまっていたのに、今回それを乗り越えて子供が今私のお腹に来てくれています。

その子供をどうすべきか、とても悩んでいます。

DNA鑑定次第ですが、職場の方は、自分の子だったら良いなと言っています。一緒になりたい、罪を償って一緒になりたいと言ってくれています。
彼のことは確かに好きで気持ちを止められませんでした。現在も、心の支えになっています。
ですが、今その彼と結ばれ子育てするには、もう少し時間が必要な気もします。

しかし、夫の立場を思うと夫の子供であってほしいとも考えます。どの道離婚だから、と割り切ることも必要かと思いますが、子供をこのまま産むのか、一度堕すのか、悩み出しています。

せっかく自然妊娠できたのに、こんなに悲しい結末を迎える自分が愚かです。

2024年8月21日 5:59

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

応援していますよ

ご相談拝読しました。

とても複雑で苦しい心境の中におられることとお察しします。今、あなたを責めても仕方がありません。

ですが、してしまったことの責任は取らなければいけません。それは自分を責めたり後悔したりというだけではなく、起きてしまった現実にきちんと対処していくということも含みます。

まず、大きいのはやはりお腹のお子様のことでしょう。鑑定結果によってまた心境も大きく変わるであろう事は予想できますが、それまでにまずは今の気持ち・考えを整理しておくことも大事であると思います。

この先、あなたは誰と一緒に生きていきたいのか。それとも一人になりたいのか。
子どもを産み育てたいのかどうか。それは鑑定結果によって変わるものなのかどうか・・・。

もちろん相手の意思もあることですから、思う通りにはなりません。でも、あなたがあなたとして主体的に自分の選択をすることは大事でしょう。流されて起こってしまったようなことに対し、今度はきちんと自分で責任を取る。

私は今この現実の中でこう生きていきたいということを選択して、それを伝える必要がある相手に伝えて、相手の回答を得た上でまた選択する。

誰だって幸せに生きる権利があります。夫にも、相手にも、あなたにも。それが交わるかどうかはわかりません。
でも、道が交わらなくなったとしても、それぞれに新たな形を求めることを断念する必要はありません。

私が悪いのだからと投げやりになったり、本来の意思とは違う道に進むことは、あなたの自身の命にたいしても失礼です。あなたの命もあなただけのものではないのですから。

開き直るのはよくないです。けれど、恥を忍んででもこれからあなたの命を責任をもって生きてください。

2024年8月21日 15:01
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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

お言葉ありがとうございます。
起きてしまった現実に対処していく、ということも心に留めたいと思います。

夫と話合い、今までのことを心から謝罪しました。もう夫の心は戻らないこと、今までの夫婦生活を崩壊させてしまったこと、とても後悔しています。

懺悔を胸に、お相手と一緒になることができるのか、それとも1人でいるべきなのか、これからの妊娠時期を1人でも過ごす自信がないならば堕ろすのか。さまざま考えています。
それでも実家の父母は優しく受け入れてくれています。感謝を忘れずに、自分自身の命も大切にしたいと思います。

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