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今後の進路について悩んでいます

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人生を賭けて芸術と学問を極めるか、仏道に進むかで悩んでおります。

絵や小説、哲学、初期仏教が好きで個人的に学んでいるのですが、美や知識を探究することは煩悩や貪欲にあたりますか?

最近、何かを追い求めること自体が、迷いの只中に入ることなのではと感じます。仮に死ぬまで絵や小説を書き哲学を学んでもどこにも到達しないんじゃないかという不安が常にあります。

いっその事すべてを捨てて仏道に専念して、悟りを目指したいという思いもあります。しかし、芸術の極致を見たいという思いが寝ても覚めても頭の中から離れません。

今後どのように生きていくべきかわかりません。

何かしらの指針を頂けたらと思い質問させていただきました。
要領を得ない質問で申し訳ございません。

2024年8月27日 18:49

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

プロセスを楽しみ、日々の生活を豊かにしていくことが重要

お悩みの内容、よく理解しました。芸術と仏教の両立に悩まれているんですね。私も若い頃は仏教を古臭いと思っていましたが、実際に学んでみると奥深さを感じました。

まず、芸術と仏道、どちらを選ぶべきかという点については、両立が可能だと考えます。私の知り合いの中にも、書道の先生や仏師をしながらお坊さんをやっている方がいます。仏教を学びながら芸術に取り組むことで、互いに深め合える関係になるかもしれません。

次に、美や知識の探求が煩悩や貪欲にあたるのではないかという懸念ですが、確かに行き過ぎると問題になる可能性はあります。しかし、学ぶことで人生をより良くできるのも事実です。大切なのは、自分の健康や生活のバランスを崩さない程度に探求することです。

芸術や哲学、そして仏教において明確な到達点があるかというと、実は難しい問題です。仏教では悟りが目標とされますが、実際には日々の生活の中で悟りに近い感覚を味わうことはあっても、永続的な到達点というものはありません。むしろ、学べば学ぶほど自分の足りない部分が見えてきて、悟りが遠のく感覚すらあります。

しかし、そのプロセス自体に価値があるのです。悟りを目指して日々の生活を改め、より良い習慣を取り入れ、穏やかな生き方を目指すこと。そうやって精進することで、結果的に人生の時間を良いものに変えていくのが仏教の本質だと考えます。

芸術も同じではないでしょうか。自分の表現を追求し、作品を作り、反省し、また新しい作品を作る。その繰り返しの過程自体が芸術なのだと思います。

大切なのは、目標を持ちつつも、そこにとらわれすぎないことです。プロセスを楽しみ、日々の生活を豊かにしていくことが重要です。不安に思うのではなく、到達点がないからこそやりがいがあると捉えてみてはいかがでしょうか。

あなたの人生、あなたなりの方法で芸術と仏教を追求していってください。それが、きっとあなたらしい素晴らしい人生の歩み方になると信じています。

合掌

2024年8月27日 21:56
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