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嘘をついてにげてしまった。

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はじめまして介護士をしています。今から数年前に職場で認知症の方をケガさせてしまいました。 その時とても忙しく人手もなく、時間に追われる日が長い間続いていました。またその方は当時一番手が掛かる方でした。
 その日も時間に追われて心に余裕がないときにその方がまた手のかかる行為をされ、何度言っても通じない事に私は怒りを感じて、その勢いでその方の足を攻撃してしまいました。そのあと暫くしてその方が骨折していることがわかりました。
 それを聞いた瞬間目の前が真っ暗になり、頭を真っ白になり立てなくなりました。まさか骨折したとは思わず、折るつもりもなかったです。
 その時私は自分の今までが崩れ落ちることや仕事をクビになること、そして自分の両親の顔が浮かびとても怖くなりました。そして私は自分が攻撃したからではなく不注意で折ってしまったと嘘をついてしまいました。
 結果この件を事故ということで終わりましたが、その日の夜は自分のやってしまったこと、嘘をついてしまったことに対して激しい後悔と罪悪感につぶされそうになって泣きながら一人その方や両親、そして神様に謝罪をしました。最低な自分に対して絶望しました。ちなみにその方は問題なく経過され元気な様子でその後も過ごされてました。
 その後暫くしてその職場を退職し、今は別の職場で働いています。ですがこの事を忘れたことはなく、今でも思い出すと胸が張り裂けそうになります。親にも本当のことは言ってません。数年も前の事なのでその方のご家族の所在はわからず、前の職場とも関わっていません。私は二度とあんな事を起こさないと誓い真面目に働いています。それでもふと思い出すと胸がしめつけられます。
 数年たった今この時の事を強く思い出しあの当時の後悔や罪悪感が蘇りどうしていいか分からないときにこのサイトを見つけました。
 自分は最低な人間です。でもこの思いと向き合いたいと思い今回相談させて頂きました。

2024年9月1日 0:41

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もう十分に反省をされたと思います

YU様
はじめまして、よろしくお願いいたします。

長い間、苦しまれましたね。加害側とはいえ、罪悪感などでとてもお辛かったとお察しします。
程度の差はあれ、謹慎後に復帰される方はたくさんいますね。絶対にミスをしない人もこの世にはいません。罪を犯したら幸せになったらいけないキマリもありません。
その方に謝罪もできないと思いますし、YUさんは目の前の仕事を今まで通りに精一杯がんばる、それしかないと思います。

その事を思い出し、反省したり謝罪するのはもう神仏の前だけにしませんか?

なぜなら、罪悪感が強すぎると、しなければならない仕事に集中できないし、せっかくの実力も発揮出来ないからです。

そこで提案があります。
「忘れたいのに忘れられないトラウマがある」

①まず、客観的に利用者さんと自分を観るイメージをしてください。俯瞰するというか。
例えば好きなアーティストのPVが繰り返し頭の中で再生されているだけだと思い込みましょう。「これはYouTubeだ」と思っても構いません。

②利用者さんとのことを思い出したら、思い出しそうになったら。再生スイッチを押すのを止める決断をしてください。

③それでも思い出したらハードディスクごと遠くに投げましょう。イメージです。

④それでも思い出したら、白黒の映像に加工して
「過去」のことなんだと思うようにしましょう。声に出しても◎

以上です。
罪悪感やイヤな感じや何かを思い出したらこの①〜④を繰り返してください。
繰り返すうちに思い出す回数が減って行きます。
時間はかかると思いますが、コツコツ続けてみてくださいね。

私は「人を傷つけたのに早く忘れなさい」と言いたいのではありません。
もう十分反省もされたから、次のステップだと思ったのです。

認知症の介護は本当に大変だとお察しします。スタッフさんたちがストレスや悩みを抱えているときは、YUさんが聞き役になったりアンガーマネジメントを教えてあげたりで、お互い様、お陰様の職場になるのではないでしょうか。
お仕事を続けてくださりありがとうございます。
たまには思い切りリフレッシュをして自分も喜ばせてあげてくださいね!

2024年9月1日 4:16
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有り難し
おきもち

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はじめまして! 覆面僧侶・きみーです。 ハスノハであなたと出会えたことを嬉しく思います。 私はこれまで、様々な方々の人生に寄り添い、心の声に耳を傾けてきました。 特に、20代〜40代の女性の方々からは、仕事や人間関係、自己成長など、様々な悩みをお聞きします。 ゲシュタルト療法や交流分析といった心理学の手法を学び、あなたの心の奥底にある感情や思考に寄り添いながら、一緒に問題解決を目指します。 例えば 「自分らしく生きられない」 「人間関係がうまくいかない」 といった悩みを抱えているとしましょう。そんな時は、過去の経験や現在の状況を客観的に見つめ直し、あなたにとって本当に大切なものを見つけるお手伝いをします。 音楽や芸術を通して培った豊かな感性を活かし、 あなただけの心の風景を描いていくような、そんな カウンセリングを心がけています。 一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。一緒に、より良い未来を築いていきましょう!
※ZOOMは覆面ではなくて素顔です、ご安心ください(⁠^⁠^⁠) 信頼関係構築→傾聴→技法、あなたを最大限大切にします。 「傷つきを築きに」そして気づきに。自律へと導くカウンセリング 【人生の羅針盤】人生の道標となり、迷いを解消しコンシェルジュとして旅のお供をします。 各種心理療法、認知行動療法、フォーカシングなどを学びました。 [カウンセリングについてご一読ください] ハスノハはカウンセリングルームの対面と違い、ZOOMだけのやり取りになります。 カウンセラーは「聴く人」ではありますが、クライエントさんの身体の動きや微細な変化も見逃さないでカウンセリングをしています。 腕組みをしたり、眉間に皺を寄せたり、涙を我慢したりと表現は人それぞれです。 画面オフも歓迎ですが、 声のトーンだけを頼りにするしかなく、情報が足りないのが現状です。 皆様のお悩みを全身全霊で解決する覚悟でおりますが、誤解やすれ違いを避けられないことも稀にあります。 ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

質問者からのお礼

 お返事ありがとうございます。自分が少しでも幸せを感じるとこの時の事を思い出して胸にずっとつかえがありました。
 この事は生涯忘れられないです。でも少し前向きなろうと思いました。
 ご相談できてよかったです。本当にありがとうございました。

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