罪悪感との向き合い方
以前から相談させていただいていたものです。本当に自分でも信じたくない、けれど、間違いなく自分が犯したこと。ある妻帯者の方と4ヶ月間の間、不倫関係になってしまいました。もう関係は終わっていますが、自分がしたことが辛すぎて、毎日心が重いです。自分が悪いのはもちろん、相手のご家族に対して申し訳ない気持ちと、愚かさ、罪悪感、焦燥感でいっぱいです。SNSや家族との何げない会話など、生活を通して自分がしたことの大きさを感じ、このまま生きて、幸せになってもいいのか、なれるはずないんじゃないかということを毎日考えています。許されるとは思っていませんが辛いです。ここにおいて何をすることが正義なのかわかりません。自らお相手のご家族に本当のことを伝えてお金をお支払いすればいい、というわけでもないと思います。ご家族に何も伝わっていない状態で、平和を壊す行為にもなるからです。それとももうしてしまった時点で壊れてしまっているのでしょうか。家族にも言えず、ここまで愛情を込めて大事に育ててくれた両親、祖父母に申し訳ないです。あなたは思いやりがあるね、あなたがいると周りがみんな和やかな気持ちになって、その場にいる人はいい人になれるんだよ、といつも伝えて育ててくれた両親、祖父母。そんなふうじゃなくなってしまってごめんなさい、という思いで、毎日涙が止まらなくなってしまいます。全部自分が悪いのはわかっています。この気持ちと今後どうやって向き合い、私は何を改善して、どう生きればいいのでしょうか。
ZOOM相談も可能であれば申し込みたいと思っております。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
煩悩を念じ、五戒を理解する
仏教では、欲・怒り・怠け・プライド、生への執着などの煩悩が悩み苦しみストレスの原因になると考えます。
そして、煩悩を制御したり、真理を悟って煩悩を消したりできるように(悩み苦しみストレスを軽減できるように)、修行メニューがあります。
戒(生活習慣の修行)、禅定(精神集中の瞑想修行)、智恵(現象を観察して真理に気付く瞑想修行)等です。
戒について、お坊さんじゃなくても守るべき五戒というのが、殺さない、盗まない、嘘をつかない、不倫しない、飲酒しないの五つです。
もちろん、五戒を完璧に守れる人はいませんが、それでも、五戒を守ることが自分の安全を守ることになると理解しておくことは重要です。
何事も、危険性を理解して行うのと、全く知らずに行うのとではリスクが違ってきますからね。
戒は危険から身を守ってくれる鎧なのです。
鎧を脱ぐときがあっても良いですが、鎧を脱いで無防備になっている最中は要注意だと理解しておくと人生の不幸は減ります。
これを踏まえて、毎日
「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩。煩悩は悩み苦しみの原因」
と念じるようにしましょう。
罪悪感の裏には、自分の価値を気にするプライドの煩悩が起動しているのかもしれません。
そして、どんな罪人や悪人をも仏様は見捨てず救ってくださると、仏様の慈悲についても思いを馳せましょう。
あなたは幸せになって良いのです。
あなたを心よりお待ちしてます
拝読させて頂きました。
あなたがご自分のなさったことを深く悔やんでおられることを読ませて頂きました。詳細なことの経緯はわからないですけれども、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
あなたがそう思うのであるならば、どうか仏様や神様やあなたのご先祖様にあなたがなさったことや思ったことをありのまま全て告白なさって下さい。そしてあなたがなさったことを心から省みて仏様や神様やご先祖様に懺悔なさって下さい。そして心の中で仏様や神様やご先祖やあなたが傷つけてしまった方や被害を与えてしまった方に謝りましょう、直接言わなくてもいいです、しっかりと心の中から謝りましょう。
そして二度同じ様なあやまちを犯さない様に仏様や神様やご先祖様にお誓いなさって下さい、あなた自身にもお誓いなさって下さいね。
仏様や神様やご先祖様はあなたのことを全て優しく受け止めて下さいます、あなたを受け入れ慰めて下さり、あなたをお許しなさって下さいます。
どうか日々心から懺悔なさって下さい。
あなたがその様なあやまちをこれから犯すことなく、善き考えや言葉や行いを日々心がけて、本当に大切な人とめぐりあい心から幸せに生き抜いていく様に切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
もしもオンラインでご相談ご希望の場合には事務局にお問合せ下さいね。あなたを心よりお待ちしてますね。至心合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。まだまだ悩んでしまう日々ですが、自分を許せる日が来るまで反省し、考えを改めていきたいと思います。お坊さんからの違う視点で相談に乗ってくださり、良かったです。ありがとうございます。