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ドラック依存症の娘をみてるのが辛い

回答数回答 2
有り難し有り難し 27

もうすぐ27歳の娘が14歳からはじめて13年間ドラック依存症で苦しんでます。
その間、精神科、カウンセリング、リハビリ施設に入れたりもしましたが、全く止めません。
腕には、注射器の後も沢山あります。

人に相談すると揃って家から出すしかないよと言われ、主人と相談してやめるまでは帰ってくるなと言い家から出しました。
行った先は、同じドラック関係の子達のところでした。そこの男の人から、暴力を受け警察沙汰になり帰ってきました。

娘の下には23歳の弟がいますが、息子はそれなりに育っています。
息子にもお姉ちゃんの事でかなり、嫌な思いをさせてしまいました。

私は毎日娘の事が心配で夜も眠れないでいます。主人は娘に何かあっても自分達のせいではないからといいます。
でも、私は娘がそうなったのは、母親である自分のせいなんだ、と娘に対して申し訳ない気持ちと、罪悪感があり、心が痛いです。
娘に謝った事もあります。
娘がまだ赤ちゃんの頃、泣き止まなかった時抱っこしなかった事(アメリカ人の医者に抱き癖がつくからほっときなさいといわれました)や、小さい時に叩いたりとか、全てがフラッシュバックして苦しいです。

娘を守ってあげられるのは、私しかいません。でもこれ以上どうしていいかわかりません。
米国在住で物凄く医療費が高く、リハビリ施設もひと月日本円で100万円以上します。医療保険が26歳で切れてしまい
施設にいれるのも無理です。

日本に娘と帰ろうかとも考えましたが、私には、身寄りもなく、言葉や、経済的に難しいです。

このままだど、精神的に私も鬱になりそうです。
どうやったら、私の心が楽になるか教えて下さい。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

辛い事ばかり!でも娘さんもきっと辛いばかりの時もあるのです。

ドラッグ中毒は現在日本でも年々増加をしており若者、家庭の主婦、学生、公務員、医師、等数えればきりがないほど身近にあるのがドラッグ、覚醒剤が横行しています。

私が25年程前より面倒を見て来た人物が居ますが覚醒剤により逮捕歴5回あり4回は3年位の懲役に行き現在は完全に止め仕事につき結婚もして落ち着いた生活を送っています。
もう一人は女の子で私の友達の娘さんでしたが現在31歳になり完全に止めて結婚して子供も生まれる予定です。
私が知る限り完全に止める事の難しさは並大抵では出来ません!この二人もいつ後戻りするかは今でも分からないのです。

ドラッグを止めたこの二人に共通する点があります。それは完全にドラッグ友達と別れる事。これが重要です。
仲間は懲役を終え刑務所から出た直後に近くのコンビニで待ち伏せて薬を渡す様な事は常識なのです。
止めたくとも辞めさせない環境が出来上がっています。

昨日も止めた子が来て一緒に酒を飲み話していた事が普通がこれほど難しく、幸せなのか止めてつくずく思うと何度も繰り返し言っていました。それともう一つ私と家内に対して何度も刑務所を出たり入ったりしたけど何時も見捨てる事無く付き合ってもらえた事に感謝しれると言いながら涙を流してました。実の親もどうする事も出来ず逃げ出した事も何度もありました。そんな時は私が常に側にいて厳しく対応し何度か逮捕してもらった事もありました。
私が関わって15年かかり現在は止めて10年近くなり48歳になりました。
今日も日曜ですが仕事が入ったので行きますと言い昨日12時頃帰りました。

止める方法は今でも私には分かりません。
分かるのは、決して見放さない!本人が本気で覚悟して薬友達とは縁を切る!そして仕事をする事だけは、はっきり止める時の要素にはなります。

止まれないくとも最後まで自分の命が尽きるまで、どんな事があっても覚悟を持って受け止める心構えを作ることです。

止めれない人も止めた人も善人も悪人もこの世に暮らす人々です。生まれて死ぬまでの此の世ですが生きる事は苦の海を泳ぐが如しと覚悟して生きると苦が少しづつ軽く成ります。
「一切皆苦」いっさいかいく。お釈迦さまが此の世は全てが苦であると説かれています。
辛いばかりでしょう!しかし娘さんもきっと辛いばかりの時もあるのです。

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おきもち

お互いをそれぞれ認め合ってくださいね

拝読させて頂きました。本当に大変な思いをなさっておられるご様子ですね。推察させて頂きました。娘さんのことについて言うならば彼女が薬物依存なる理由は定かではありませんが、やはり現状逃避なさっておられるのと薬物の解放感から抜けられないということかとは思います。日本国内でも厚生施設がありそこで隔離され共同生活となります。それでもその施設を出るとまた薬物依存になるケースがあります。たた少なくとも厚生施設では薬物を一切止めて日常生活を送ることができます。お母さんの関係に由来するともありますが、謝罪なさっておられることで一度は感情的な事に娘さんもお母さんの区切りをつけるべきかと思います。恨みや僻みや後悔だけでは本当に人は解放されません。娘さんもご成人なさってご自身の人生ですから今までも引きづるものから決別しなければなりません。そしてお互いが一人ひとりの人間として認め合うこと段階にあるのでは、と思います。つらい部分もあるかとは思いますが、心を落ち着けて冷静にお考えになって先ずお互いを認め合って頂きたいと思います。お答えになったのかはわかりませんが、あなたも娘さんもそれぞれの人生を心穏やかにお過ごし頂く日が来ることを切に祈っております。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

暖かい回答有難うございます。
正直、娘が死んでしまったら、私も娘も楽になると思った事もあります。
何回か薬物過剰摂取で、医者や、警察に生きてるのが奇跡だ、と言われました。娘もまだまだこの世での修行が残ってるのでしょうか。

アドバイスの通り、お互いを認め合う事、一切皆苦 と言うお釈迦さまのとかれた事、心に受け止めて、生きてる限り娘を見放さないよう、努力していきます。
米国在住の田舎でお寺も無いところに住んでますが、このようなウェブサイトに出会えて感謝してます。

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