極楽浄土は、成仏しやすい（修行しやすい）環境の世界です。
浄土宗では、「南無阿弥陀仏」と念仏を称（とな）えて極楽浄土への往生を願う者は誰でも往生できる（その後に成仏できる）と説かれます。
しかし、生前に仏教や念仏の教えに出会わず亡くなったり、教えの理解が不十分だったりする人もいるでしょう。
そこで、亡くなった人に改めて教えを聞かせたり、出家させる（仏教徒ネームをお坊さんから授かる）儀式をしたりして、極楽へ往生できるように、また、往生した後の悟り（成仏）が早まるようにと、応援して弔うのが一般的になっています。
これは遺族からの「せめてものはなむけ」（プレゼント）という意味もあり、絶対にやらなきゃならないというほどではありません。
また、お坊さんをお招きしておもてなししたり、お寺にお供えやお布施したりすることも仏教に親しむ行いの一つであり、亡くなった人の代わりにそのような善行為をして、亡くなった人の悟りを応援し、遺族自身も功徳を積む（悟りやすくなる訓練となる）ことも昔から盛んです。
とにかく、仮に直葬でも、阿弥陀仏の本願力に全てを委ね、往生極楽を願いながら「南無阿弥陀仏」と１回でも念仏したことがあれば往生できます。
だから安心してください。
合掌
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
礼拝
◆追記
　葬儀や法事等を行うことで、故人の成仏（悟り）が早くなるように応援することは善いことですから、葬儀等をやっても意味が無いというわけではありませんが、往生については念仏だけで大丈夫です。

願誉浄史

がんよじょうし。浄土宗教師。｢○誉｣は浄土宗の戒名に特有の｢誉号｣です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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拝読させて頂きました。
ご質問どうも有難うございます、心より御礼申し上げます。
どの様な形でお亡くなりになられても、どの様な葬儀をお勤めなされても、「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」と心を込めて阿弥陀仏様どうかお救い下さい。
どうか阿弥陀様の極楽浄土にお導き下さいと心からお願いなされば、必ず阿弥陀様はお亡くなりになられたかたを極楽浄土へお導きなさって下さいます、往生させて頂けます。
そして極楽浄土で先に往かれた親しい方々やご先祖様に優しく迎えて頂いて、一切の迷いも苦しみも痛みからも救われて心から安心なさり、ご先祖様と一緒に安らかにご成仏なさります。

お葬式はお亡くなりになられた方を親しい方々やご縁あるお世話になった方々が心を込めてお送りなさるものです。そこで心から阿弥陀様に「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」とおとなえなさりお亡くなりになられた方が必ず阿弥陀様の極楽浄土にお救いなさって下さいます様にとお願いなさるのです。
その声を阿弥陀様は全てお聞き届けなさって下さり、お亡くなりになられた方を極楽浄土にお導きなさって下さいます。

阿弥陀様は心からお願いなさる方を全て平等にお救いなさって下さいます。

どうか「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」と心からおとなえなさり、阿弥陀様を心から信じて極楽浄土への往生をお願いなさって下さいね。

あなたた親しい方々やご先祖様が必ず阿弥陀様の極楽浄土に往生なさいます様に心から「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」とおとなえさせて頂きます。

至心合掌　南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

Kousyo Kuuyo Azuma

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脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。（佐野ラーメンが有名な処です。）これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。

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ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。