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亡くなった母の供養で悩んでいます回答受付中

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去年母が亡くなり、現在は家族のお墓に入っています。
病気で亡くなったのですが、叔母がお見舞いに来てくれたりしていて、その時に母から言わないだろうからと私から叔母に「母は散骨を希望しているんだけど、それでも良いか」と聞きました。
その際、叔母はお墓には祖父や母の兄妹も入っているので寂しくないように一緒に入れてあげよう、死んだらわかんないんだしと言っていました。
兄妹も居るなら寂しくないかと思い、母には申し訳ないとは思いつつも母の希望を無視してお墓に入れてあげる事に決めました。
流石に弱っている母に死んだ後の話は出来なかったので最終的な母の希望は聞けませんでした。

ですが、四十九日の前日に叔母夫婦が亡くなったら墓じまいをするから墓じまいの料金(最低でも100万はかかります。今後値上がりしていくようです)を払うように言われました。
翌日には墓に入れないといけないというタイミングで言われ、キャンセルする事も出来ない為、それなら一時的に墓に入れさせて貰い生前母が言っていた通り散骨をさせてもらうと言い合いになってしまいました。
最初散骨を希望していると叔母に伝えた時に言われた訳でもなく、挙句の果てには叔母がお見舞いに行った際に母と二人で話していた時に母が「私がお墓に入るのは迷惑だから」と言っていたけど叔母が説得して母本人が「迷惑じゃないならお墓に入りたい」と言っていたと言ってきました。
そんな大事な事を娘の私に言わないのは何故なのか、母が本当に言ったという証拠を出せるなら母の気持ちを優先したいからこのまま墓から出さずに供養していく事を伝えた所、証拠はないと言われました。

叔母はボケてきてしまっている所もあるので、真実がわかりません。
母の看病をしている中、私は鬱になってしまい、叔母とのやり取りで更に悪化してしまっていて、通院しながら相続の事もやりきり現在はメンタルに波はありますが落ち着きつつあるので、本腰入れて母を散骨するべきか考えています。

一度墓に入れてしまった母を散骨する事はあまり良くないのでしょうか。
正直叔母の顔も見たくない程、私は叔母を許せません。
このままお墓に入れておくなら今後一周忌等で何度も顔合わせしなければいけないなら散骨したいと自分勝手な感情があるのも事実です。

長文になってしまいましたが、どうぞよろしくお願い致します。

2025年3月7日 23:09

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

故人の遺志へ再度思いを巡らせ、一人では決めないこと

こんにちは。亀山純史と申します。
まずは、お母様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げます。

私からの回答ですが、『千の風になって』という歌がありましたよね。あの歌は「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません」 という歌詞で始まります。この歌詞のように、故人はお墓の中にいるわけではありません。
では、お墓は何のためにあるのでしょうか。これは宗派や僧侶によって見解が異なるかもしれませんが、私はお墓をこの世に遺された私たちが故人を思い出し、故人を忍ぶための場所だと考えています。

もしお墓がこのような意味合いのものであるならば、従来からあるお墓への納骨や海洋等への散骨も、故人の遺志を尊重しながら、遺された人々の思いによってなされるべきだと思っています。

そこで今回の件について考えたいと思いますが、まずはお母様の本意が散骨にあったのか、もう一度確認しておきましょう。本当はみんなと同じお墓に入りたいけれど、何らかの理由でお墓に入ることを遠慮している場合もあります。故人が言葉にして私たちに語りかけることはできませんが、遺された人たちが故人の思いに思いを巡らすことが重要です。

そのうえで、お母様がやはり散骨を希望されていたのであれば、叔母さん夫婦も連絡を取りながら、墓地管理者のご住職と相談するのが良いでしょう。決して一人で(叔母さん夫婦を除いて)決めないことです。お母様の納骨(散骨)のことで、あなたと叔母さんとの仲が悪くなることをお母様は喜ばないでしょう。また、散骨をしたからといって、その後の年忌法要(一周忌等)をしなくてもよい、というわけではありませんので。

以上が、私からの回答です。ご参考になさってみてください。

2025年3月8日 14:47
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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

ご住職にご相談なさってみましょう

拝読させて頂きました。
お母様のことや叔母さまのことそしてあなたのお気持ちを伺いました。あなたがお母様の散骨についてお悩みなさっておられることもわかる様に感じます。お気持ち心よりお察しします。
一度あなたのお考えをそのお寺様のご住職にお話しなさってみてご相談なさってみてはいかがでしょう。
お寺様のご住職がどの様なお考えなのかはわかならいですが、墓地管理者ですから遺骨のことをどうするのか伺い管理する義務がご住職にはあります。
今までの経緯(お母様のことや叔母様とのやりとり)もしっかりとお話しなさってみてあなた自身のお考えやお気持ちもしっかりとご住職にお話しなさってみましょう。
その上でご住職がどうお答えなさるのかによってもだいぶ変わってきますからね。それから落ち着いて叔母様にもお話しなさってみましょう。
どの様な形であったとしてもお母様は仏様や神様に導かれご先祖様に迎えられて一切の迷いや苦しみから救われていきます。そしてあなたや皆さんのことを優しくお見守りなさっていて下さいます。
あなたや皆さんがご先祖様やお母様をとのご縁を心から大切になさりご供養なさり、お母様やご先祖様があなたや皆さんをこれからも優しくお見守りなさって下さり、あなたや皆さんがこれからの未来を健やかにお互いを思いやりながら生きることできます様に心からご先祖様やお母様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏

2025年3月8日 10:27
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

ご回答下さりありがとうございます。

お二方様の仰られたように、一人で考えずまずはご住職様と相談してみようと思います。
精神科の先生とも相談し、叔母と関わってまた酷く悪化してしまう可能性もあるので人を挟んでやり取りをする方向で考えています。

母が望まない結果になってしまうかもと考えると怖気付いてしまいますが、母ならきっと私の考えに納得してくれると信じて頑張りたいと思います。

背中を押していただき感謝しております。
本当にありがとうございます。

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