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供養が足りないからですか?回答受付中

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母親が10年前に闘病の据え、死亡しました。
父がおらず一人っ子な私は、社会人で会社勤め中でも母の容態に何かあるたび病院から電話があり病院に駆けつけていましたが、最期はもう亡くなってほしい。と心で願ってしまいました。

亡くなってから、何かあるたびに母が夢に出てきます。しかも、ストーリーはことごとく『まもなく私(母)は貴方の元から居なくなるから』等内容を母が発し、永遠の別れのような内容ばかり。

心で母の死を願った罪悪感から、命日と月命日には必ずお墓参りしています。

母に対する供養が足りないから夢に出てくるのでしょうか?アドバイスお願いします。

2025年5月17日 19:33

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母さんの想い

長い闘病生活、よく支えられましたね。
お母様もよく頑張られましたが、マラヤさんのサポートがあったからこそ、最期まで病気と闘い、寿命を全うできたことと存じます。本当にお疲れ様でございました。

長い介護の生活の中では、(この日々が終わってくれたら、、)と願う瞬間があるのは当たり前のことです。
マラヤさんが一生懸命介護されたからこそ、様々な想いが生まれたわけです。
全く罪悪感を抱く必要はございません。

ではお母様はなぜ夢に出るのでしょうね。
私はお母様がマラヤさんに感謝しているからだと感じました。
私にも子供がおりますが、自分が病気になり、10年もたった1人の子供が看病してくれたらどう思うでしょうか。きっと子供への感謝と、迷惑かけてすまない、という気持ちしか湧かないでしょう。
きっとお母様は、(今までありがとう、これからは自分の人生を生きて、幸せになってください)と伝えたくて、夢に出てこられるのだと思います。

人は亡くなっても魂は滅しません。
目には見えなくても、マラヤさんがお母様を想って手を合わせる時、お母様の魂は必ず共におられます。

月命日のお参りは是非お続けください。
そしてその時に、マラヤさんの人生の楽しいことや苦しいことをお母様にたくさん話してあげてください。
親は子供が元気に、一生懸命に自分の人生を生きている姿が見られることが何よりの幸せですよ。

繰り返しになりますが、長い間本当にお疲れ様でした。
お母様とマラヤさんの心が安らかであるよう、心からお祈り致します。

合掌

2025年5月18日 0:22
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有り難し
おきもち

皆様こんにちは。 矢掛教会副住職の谷口竜生と申します。 ​私は仏教大学ではない一般の大学で心理学を学んだ後、政府系金融機関において、中小企業様に向けた事業資金融資や経営コンサルティングに取り組みました。 その後、実家がお寺であったこと、また、経済面でなく、人の心を救う仕事をしたいと志を立てたことから仏道に入り、修行して参りました。 様々な業界の方々とのご縁をいただく中で、仏教の魅力をあらためて感じると同時に、お寺業界における課題も実感いたしました。 ​それは、檀家制度やお布施など、古くからの慣習や暗黙の了解が多く、それにより今お寺とお付き合いのない人が相談しにくくなっているということです。 この点を解決すべく、矢掛教会では「みんなのお寺」事業を立ち上げ、新しい形の寺院経営を開始しました。 葬儀や供養、祈願のことをお寺に相談してみたいけど、何となく不安だし聞きづらい…という皆様が安心して仏様の教えや故人様の魂と向き合える。それがみんなのお寺です。 どうぞ、安心してご相談ください。

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