成人した娘の進学回答受付中
娘(23)が来年春から専門学校に通いたいと言い出しました。
娘は18の頃に進学した専門学校が合わず半年で退学しました。それから自信をなくし体調不良や気分障害になり、精神科に入院も2度しました。
それから5年が経った今、やっとアルバイトを週に2回行ける程に心身は安定してきました。
その娘が法律の四年制の専門学校に行きたいと言い始めました。
夫は、もう成人しているんだから好きなようにしたらいい、学費は自分で何とかしろ、と言います。学費は四年で400万ほどかかりそうです。夫が出してくれないのなら、私が何とかしてあげたい気持ちです。
しかしその前に、本当に通えるのかという心配があります。
かれこれ5年は学習習慣はありませんし、生活習慣も朝型ではありません。特に法律に興味がありそうなわけでもありません。
娘になぜこの専門学校を?と聞くと、どうやら憧れの大学に編入できるからという理由が大きいようです。学歴にこだわっている所があります。
通学にも片道1時間かかります。
専門学校は入るのは面接だけですが、卒業するのが大変だというイメージがあります。
同年代はもう就職して新しいキャリアを始めている頃です。今から四年制に行って、卒業できたとしたら27です。娘には、自分はまだ若い、と、焦りの両方があると思います。
娘は専門学校に進学するべきでしょうか。せっかく娘が何かをやる気になっているのだから応援したい気持ちと、400万は私にとっては大金なので、慎重に考えたい気持ちがあります。
お坊さんからの回答 4件
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ご相談いただきありがとうございます。
娘さんが「また学びたい」と言えたこと、
それはご家族にとって大きな一歩だと思います。
長い時間、苦しい時期を乗り越えて、
やっと「未来に向けた言葉」が出てきたのですよね。
その芽を大切にしたいお気持ち、とても伝わります。
そして同時に、
本当に続けられるのか、家計は大丈夫か
そうした現実の不安も、親だからこそ自然なことです。
だからこそ今日、
ひとつ大事な視点をお届けさせてください。
いま大切なのは“評価”ではなく“伴走” です。
「本当に続けられるの?」「十分準備できてるの?」
と“試す”ように向き合うと、
娘さんはまた自信を無くしてしまうかもしれません。
それよりも、
“どうしたら続けられる形にできる?”
“一緒に整えていこうか”
そんなスタンスが、娘さんの力になります。
娘さんが「歩きたい」と言ったそのタイミングで、
横でそっと歩幅を合わせてあげるイメージです。
具体的には…
いまの生活リズムを少しずつ学校仕様にしていく
週2回の勉強時間を一緒に決めてみるとか
オープンキャンパスに一緒に行ってみる
奨学金や支援制度を本人と一緒に調べる
これは「証明させる」のではなく、
“一緒に準備する”という温かさです。
みみさんが、迷うのは、間違えているからではありません。
愛があるから、慎重になるのです。
娘さんは今、やっと動き出した心を持ち、
まだ不安も抱えながら前を見ようとしているのかもしれません。
どうかその芽を
押し出すのでもなく
止めるのでもなく、一緒にそばで育てるという選択を
お許しください。
「一緒にゆっくり準備していこうね」
その一言は、娘さんの未来の支えになるはずです。
上手くいくかはわかりませんが、娘さんのことを想って動かれたのならそれは尊い行いですよ。
また、伝えたいことがあれば是非ここに書き込んでください。
不安要素ではなく、安心して取り組むための準備だよと。
やりたいことがある。なりたい自分がいる。そのために学びたい。そんな気持ちを伝えてくれたなんて、嬉しいですよね。
もちろん、応援したい。一緒に描いていきたいですね。
「描く未来のために具体的に考えてみましょう」と味方でいましょう。そして、通学、生活リズム、学費のことなど、やりたいことのために環境を整えていこうと、具体的なイメージを持ってもらいましょう。これは、不安要素ではなく、安心して取り組むための準備だよと。大学に編入するなら、専門学校と大学の学費も必要ですものね。
法律の世界も、たくさんの資格があります。資格を取れば、年齢は関係なく、自信と働く場も広がっていくでしょうし、生きていく上でも心強い知識になっていきます。学歴にこだわるなら、やはり自信を持ちたいという想いもあるのでしょうね。
だからこそ、想定した準備をして応援したいと伝えませんか。
娘さんも、しっかり考えていかれるのではないかと思います。
冷水を浴びせるような回答ですが
専門学校の退学で自信を失い、精神科に入院したこともある娘さんが、5年の歳月を経て、今はアルバイトに週2回通えるほど元気になったとのこと。
母親のあなたはどうか、娘さんを同年代の女性と比べるのではなく、娘さんがゆっくりであっても確実に成長する姿を、優しく見守ってあげてください。
娘さんが改めて法律の4年制の専門学校に行きたいと言い出したのも、そんな成長の証と言って良いでしょう。
ただし、あなたがご指摘されているように、ハードルはかなり高いと思われます。
法律に興味があるわけではなく、娘さんが学歴にこだわり、憧れの大学に編入できる可能性だけに魅力を感じているというのも気になります。
普通の高卒者でも、よほどのモチベーションと頑張りがないと、その可能性を実現するのは難しいでしょう。
一番心配なのは、あなたの娘さんが再び挫折し、自信を失うことです。
もし、娘さんがどうしても専門学校に入学したいと願うのなら、それは果敢な挑戦であると受け止めてあげてください。
挑戦ですから、当然、失敗することもあります(むしろ、うまくいかない可能性の方が高いでしょう)。
あなたが学費をすべて負担したら、娘さんにとっては逆にプレッシャーになってしまうかもしれません。
ご主人と同じように、あなたも「やりたいなら、自分の責任でやってみたら」という態度で良いと思われます。
娘さんが途中で挫折しても、あなたは一喜一憂せず、本人が「自分は頑張ったんだ」と納得することができれば、それが一番です。
人生には学歴以外にも、いろいろな選択肢があります。
娘さんは遅かれ早かれ、そのことにきっと気付くでしょう。
冷水を浴びせるような回答となりましたが、どうかご容赦ください。
娘さんの進路について
やっと娘さんが学びたいという物を見つけられたのでしたら、何とかご支援されることが、親御さんもご安心されることでしょう。もちろん、学費や勉学が続けられて卒業までたどり着けるか心配はありましょう。しかし、娘さんが自ら学びたいという気持ちを大切にしてあげてほしいです。学びたいという意欲は生きる力を強くします。
また、学んだ経験はその後の人生を支える大きな力となります。
そのためにも、娘さんと親御さんがスクラムを組んで、乗り越えてまいりましょう。その後、娘さんが成長されたなら、きっと親御さんに感謝されることでしょう。
そして、娘さんが親御さんを支える支援者に育っていかれるでしょう。
元高校教師で多くの生徒の進路指導をした者からのアドヴァイスです。



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◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
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