「思い出の着物」の扱いに困っています回答受付中
成人式のとき、母が無理を言って購入した着物があります。
当時の私は自己主張できず、正直あまり欲しいものではありませんでした。
成人式自体も苦い思い出として残っています。
母自身の成人式の際、祖母に着物を買ってもらえたことをとても嬉しく思っていたようで、 その経験から「娘にも同じ喜びを与えたい」と考えたのだと思います。
着物はしばらく実家にしまわれていましたが、最近、実家のリフォームに伴い保管場所がなくなる予定で、私の手元で保管してほしいと言われました。
しかし私にとっては負担で、できれば売りたいと考えています。
売却について両親に相談したところ、「大人だから好きにすればいい。ただ、思い出の品なのでしばらくは手元に置いてほしい」と言われました。
この状況で売ることももちろん可能ですが、ここまで“思い出の品”と言われると、 売ってしまえば私が親を裏切るような気もしています。また、売った後に「高かったのにね」といった嫌味を言われる可能性もあり、不安もあります。
父には「お金を出して買ってもらったことには感謝しているが、着物を着るのは気が進まなかった」と正直に話し、理解してもらえました。
ただ、父からは「母にそのことを言うとショックを受けるだろうから言わないでほしい」と言われています。
父から共感的な言葉をもらえたのは嬉しかったのですが、 怒ると収拾がつかなくなることもある母の感情が最優先される状況が続き、正直つらく感じています。
母にとってそんなに大切な思い出の品なら両親の手元で保管して欲しいと思ってしまいます。
親の気持ちと自分の気持ちの間で、どのように折り合いをつければよいのでしょうか。
完璧主義になること
お坊さんからの回答 2件
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暫くは付き合ってあげたら
私見です。
私も親ですから、娘がもしそう言ったら…という想像で答えています。
お父さんの意見に賛成です。そして、「いざ困ったときに売れる財産を預かる」という見方をしてはどうでしょうか。どうせ袖を通してもいないのだし、裏切ることは間違いありませんし、嫌味の一つも言いたくなるでしょうが、そうであっても娘は娘です。残念とは思うでしょうが、仕方ないなと。
子どもとしては、「すまんが許して」で、しこりはあるが大人同士の付き合いに縁が変わっていくと思うよりないでしょう。「どちらかの想いを、どちらかが押し付けられる」という親子関係からの脱却となる可能性があると、私は見ています。
用意したままで渡さない、使われないプレゼントというのは、それはそれでけっこう辛いものですよ。
様々アイデアはあると思います
拝読させて頂きました。
あなたのお気持ち読ませて頂きました。あなたがそう思われるのもとてもわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
あなたがやはり手放したいと思うのであれば…例えばこれから成人式や様々なお祝いを迎える方々でなかなか買うことできない方やレンタル費用を出せない方の為に差し上げてはいかがでしょう。そういう方を見つけるのは簡単ではないかもしれませんけれど、少しでもどなたかのお役に立てればそのお着物をあげたお母様のお気持ちを汲み取ることにもなるのではと思いました。
様々アイデアもあるかと思いますので、あわてることなくご検討なさっても手下さいね。少し時間をかけていけばあなたのお気持ちもご両親のお気持ちも移り変わっていくのではないかと思います。
あなたもご両親様もこれからもお互いのことを大切になさり、心から豊かに幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。至心合掌



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