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「思い出の着物」の扱いに困っています

回答数回答 3
有り難し有り難し 32

成人式のとき、母が無理を言って購入した着物があります。
当時の私は自己主張できず、正直あまり欲しいものではありませんでした。
成人式自体も苦い思い出として残っています。
 
母自身の成人式の際、祖母に着物を買ってもらえたことをとても嬉しく思っていたようで、 その経験から「娘にも同じ喜びを与えたい」と考えたのだと思います。
 
着物はしばらく実家にしまわれていましたが、最近、実家のリフォームに伴い保管場所がなくなる予定で、私の手元で保管してほしいと言われました。
しかし私にとっては負担で、できれば売りたいと考えています。
 
売却について両親に相談したところ、「大人だから好きにすればいい。ただ、思い出の品なのでしばらくは手元に置いてほしい」と言われました。
この状況で売ることももちろん可能ですが、ここまで“思い出の品”と言われると、 売ってしまえば私が親を裏切るような気もしています。また、売った後に「高かったのにね」といった嫌味を言われる可能性もあり、不安もあります。
 
父には「お金を出して買ってもらったことには感謝しているが、着物を着るのは気が進まなかった」と正直に話し、理解してもらえました。
ただ、父からは「母にそのことを言うとショックを受けるだろうから言わないでほしい」と言われています。
 
父から共感的な言葉をもらえたのは嬉しかったのですが、 怒ると収拾がつかなくなることもある母の感情が最優先される状況が続き、正直つらく感じています。
母にとってそんなに大切な思い出の品なら両親の手元で保管して欲しいと思ってしまいます。
 
親の気持ちと自分の気持ちの間で、どのように折り合いをつければよいのでしょうか。

2025年11月6日 15:32
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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの思い出を新しく上書きしていきませんか。

振袖ですね。そうですか〜レンタルではなく、ご自身の振袖を身につけられたのですね。成人式は節目でもあり、大きく意味を持つ人もいるでしょうね。

お母さんの時代は、今以上に高価なものでしたでしょうし、お母さんが振袖をあつらえたいと願っておられたのであれば、祖母から成人のお祝いに買ってもらえたことが嬉しかったことでしょう。あなたにも同じようにと、母の想いはあなたの気持ち以上に強かったのですね。

あなたの成人式は、苦い思い出だったのですね。それなら余計に振袖には執着もなく、手放すことも一つの選択だと思えるのですね。

活かすものに。そんな工夫も有りかもしれません。
あなたが活かしやすいように、洋服にリメイクするとか、素敵だと思うわ。着物自体にこだわるよりも、変化させながら、あなたの思い出を新しく上書きしていきませんか。

2025年11月7日 14:33
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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

暫くは付き合ってあげたら

 私見です。
 私も親ですから、娘がもしそう言ったら…という想像で答えています。
 お父さんの意見に賛成です。そして、「いざ困ったときに売れる財産を預かる」という見方をしてはどうでしょうか。どうせ袖を通してもいないのだし、裏切ることは間違いありませんし、嫌味の一つも言いたくなるでしょうが、そうであっても娘は娘です。残念とは思うでしょうが、仕方ないなと。
 子どもとしては、「すまんが許して」で、しこりはあるが大人同士の付き合いに縁が変わっていくと思うよりないでしょう。「どちらかの想いを、どちらかが押し付けられる」という親子関係からの脱却となる可能性があると、私は見ています。
 用意したままで渡さない、使われないプレゼントというのは、それはそれでけっこう辛いものですよ。

2025年11月6日 23:09
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

様々アイデアはあると思います

拝読させて頂きました。
あなたのお気持ち読ませて頂きました。あなたがそう思われるのもとてもわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
あなたがやはり手放したいと思うのであれば…例えばこれから成人式や様々なお祝いを迎える方々でなかなか買うことできない方やレンタル費用を出せない方の為に差し上げてはいかがでしょう。そういう方を見つけるのは簡単ではないかもしれませんけれど、少しでもどなたかのお役に立てればそのお着物をあげたお母様のお気持ちを汲み取ることにもなるのではと思いました。
様々アイデアもあるかと思いますので、あわてることなくご検討なさっても手下さいね。少し時間をかけていけばあなたのお気持ちもご両親のお気持ちも移り変わっていくのではないかと思います。
あなたもご両親様もこれからもお互いのことを大切になさり、心から豊かに幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。至心合掌

2025年11月7日 8:52
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

佐藤良文様、Kousyo Kuuyo Azuma様、中田 三恵様
 
親身なアドバイスをくださり、大変感謝しております。
 
服装については成人後も両親(主に母)から干渉されることがあり、私の中で成人式の着物がそのような押し付けの象徴になってしまい、できれば見たくもないという気持ちがありました。
一方で両親の思いを無碍にするわけにもいかないという気持ちもあり、葛藤しておりました。
 
しかし、ご回答を拝読して自分なりに考え、私や母にどんな思い出があろうと着物はまず着物だとも考えました。実家で着物を確認して、自分で買取査定などを回り現在の着物の状態を把握しようと思えました。
 
母には本心を伝えるなと父に言われておりますし、私もそれがいいと思います。
ただ、嬉しいふりをするのもしんどいですので「私には重い」程度のことは言おうと思います。着たくなかった、とまでは言わないつもりです。
 
どうしても母が手元に置けないと言うのなら、持って帰り、しばらくは夫の部屋の押し入れなど私の目のつかないところに保管しようと思います。
三十代の今となっては、自分が振袖を着ることはないでしょう。
 
着物の寄付に関して、大変ためになるご提案をありがとうございました。
親の思い出の品をお金のために売ってしまうような形だと自分が罪悪感を感じてしまうからという動機であり、善行ではないかもしれません。それでももし必要な方のお役に立てるなら嬉しいです。
 
調べてみたところ、頻度は少ないものの譲渡会などもあるようでした。着物としての引き取り手がつかなかった場合、福祉施設などでのアップサイクルの素材としての寄付もできるようなので検討しております。
 
改めて、温かいお言葉をありがとうございました。

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