うつ病の母親との付き合い方について
関東在住の30代です。母親は50代、関西にいます。2年前母が腰の手術を受けましたが、後遺症で身体が一部不自由になり、ショックでうつ病も患いました。
現在体は少し良くなっているようですが、心の方が厄介で、私が疲れてしまっています。
母の手術と私の出産の時期が重なったのですが、産後ぼろぼろな中、母のことを最優先にしてきました。うつ病が酷い時は自殺を仄めかす電話が毎日かかってきて、その都度長時間電話に付き合ったり、実家に飛んで帰りました。実家では気丈に母を励ましていますが、家に帰ると泣いたり夫に当たったりしてしまいます。夫には私も心療内科に行った方が良いと言われましたが、母からいつ電話があるかも分からず、行けていません。夫には「お母さんとは連絡を取らないで欲しい」と言われることもあります。
最近も嫌がる夫を説得して、3週間子どもを連れて実家に滞在しました。その時、1年前は「そんなの無理」と大泣きされた親子3代での散歩ができました。母が好きな場所に、電車で移動をした上でです。
私はつい、母が「生きてて良かった」と思うことを期待してしまいました。しかし、そのような感動は一切無かったようで、むしろ翌日母が口にしたのは「この先1人ではどこにも行かないだろう」といった内容でした。
身体が少し不自由なこともありますが、うつ病で引き篭もったことにより見た目が老けたことを気にしているようです。
私は怒り狂いそうになりました。
これまでどれだけ私と私の家族が母のために人生を犠牲にしてきたのか全く分かっていないし、どれだけ支えても、きっとこの人は自分が1番不幸だと思い続けるのだと、察してしまったのです。
母に「あなたは健康で楽しそうでいいね」と言われないようにおしゃれをすることも控えてきたのに、母が今生きているのは家族のおかげなのに、何も分かっていない。
見返りを求めるのは間違っていますが、この先のことを考えると、さっさと死んでくれた方が私が自由になれると思ってしまいます。実際はそんなことないのに、地獄にいるような顔をして、恨めしそうにいられると、私が何もやる気になれないのです。
思えばうつ病になる前から、母の後ろ髪を引いてくる性格が嫌で家を出たのですが…
家族なので支えるのは当然な気もしますが、支えてもらって当然とも思われたくないです。
私は母とどのように付き合っていくべきなのでしょうか。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
伴走したサポートが続くように、いろんな方面へ繋がっていこう。
うつ病との付き合いは、時間もかかります。お母さんがうつ病になられたキッカケは、身体の不自由によるグリーフ(悲嘆反応)が起きたから。この不自由さと、これから付き合って生きていかねばなりませんから、治すというよりも、上手く気持ちの行き場を探すほうがいいかなと思います。時には、希死念慮が起きることもありますから、そんな気持ちを抱えたままの自分も、お母さんはどこかで受け入れていかねばならないですよね。
ご家族だけで支えるといっても、それぞれに生活があるわけですから、疲弊してくるでしょう。何かを抑え込んでの(あなたの生活)関わりが増えていくと、犠牲になるように感じてきて、限界がきてしまいます。
是非、お母さんには、他にも相談窓口に繋がってもらったり、ハスノハもお知らせください。居場所の会やコミュニティもあります。うつ病の当事者の繋がりなど、死にたい気持ちも受け止めてくれる場もあります。
家族だから、感情がぶつかってしまうこともあり、家族のサポートでは疲弊しやすい。もちろん、あなたも、お母さんのことが心配なのに 変われないもどかしさもありますよね。
お母さんが抱える問題に、回復を求めるよりも、焦らずずっと伴走したサポートが続くように、いろんな方面へ繋がっていきましょうね。
まずはあなた自身をいたわること
あなたの深い苦しみ、そしてお母様への献身的な思いが伝わります。産後の心身が不安定な中、お母様への支えを最優先にして尽くしてこられたことは、あなた自身の限界を超える努力でした。その結果、心と体が疲弊してしまった現在の状況は、決してあなたの弱さではなく、これまで頑張りすぎた自然な結果です。まず、「私は辛い」「疲れている」とご自身の感情を受け入れることから始めてみてください。それは決して悪いことではなく、自分を責める気持ちを少し軽くしてくれるかもしれません。
お母様への接し方に悩むお気持ちも理解できます。うつ病は接する側にとっても非常に厄介で、あなたの献身的な思いや行動が返ってこないどころか否定されたように感じることが、精神的な疲労を倍増させます。「もう無理だ」と感じるのは、当然のことです。大切なことは、あなたがすべてを背負う必要はなく、親子であっても誰かの苦しみを完全に肩代わりすることはできないということです。お母様の人生はお母様のものであり、あなたの人生はあなたのものです。あなたはすでに十分すぎるほどの役割を果たしています。ここからは、自分自身を少し守る方法を考えてみましょう。
ご主人の助言についても、少し耳を傾けてみてください。心療内科など専門機関に相談することは、お母様に向き合うためのあなた自身の力を取り戻す準備です。一緒に散歩をしたり楽しませようと努力するあなたが健康でいなければ、長期的に母を支えることは難しいのです。これは決してお母様を見放すことではなく、あなた自身が元気になるための大切なステップだと考えてみてください。
また、距離を適切に保つことも重要です。一人ですべてを解決しようとせず、信頼できる人に相談したり、状況を共有することも支える手段の一つです。もし罪悪感が湧いた時には、「私が疲れたら、お母様を支えることもできなくなる」と考えてください。そして、自分の生活や家族との時間も大切にすることを許しましょう。それが長い目で見たときに、健やかにお母様と向き合う力になります。
最後に、自分を責めないでください。あなたがここまでしてきたことは十分すぎるほどの努力であり、何かを失う必要はありません。今後も悩む日々が続くかもしれませんが、少しでも心が軽くなり、お母様との関係に適度な距離と安らぎを持てるよう祈っています。あなたはもう十分頑張っています。
お母様のことは多くの支援者にお任せしましょう
拝読させて頂きました。
あなたは今まで最大限自分を犠牲にしてお母様を支えてきたのですね。あなたのお気持ちがもう限界に達しておられるのではないかと感じます。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
お母様は自分のことばかりで精一杯なのかもしれません、ですからあなたがどれだけ尽くしてきてくれたのかも全くわかっておられないのかもしれません。そんなお母様の態度や言動を聞いてあなたがそのようにお怒りになるものもっともかと思います。
あなたは今まで一生懸命にお母様に尽くしてきたのです。ですから十分だと思います。あなたが優先するべきはご自分のこととお子さんの成長や夫さんと家庭を築いていくことです。
あなたの心身も限界があります、先ずはあなた自身しっかりといたわりながら夫さんと一緒に多くの方々に支えられ、毎日お子さんを育てていくことでしょうね。
ですからお母様のお世話はお母様のお住いの地域包括支援センターや社会福祉協議会の相談員や支援者にお任せしましょう。お母様はそのような支援者の方々に支えて頂きながら生きていくことが望ましいです。あなたはその方々からご連絡を受けていけばいいと思います。
お母様の病については専門医師やカウンセラーさんや社会福祉士の方々にお話を伺いながら対応をお願いしていきましょう。具体的なお母様の病の状態についても専門医の診断のもとに治療していくことが必要ですからね。
お母様が多くの方々に支えられお世話を受けて毎日を穏やかに生きることできます様に、あなたや皆さんが助け合い健やかにお子さんを育てていくことできます様に、あなたが多くの方々とのご縁の中でお互いを思いやり助け合い心から幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。
そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
またあなたの思いをお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしております。
ご自身を、大切になさってくださいね。
ミルトンさん、ご相談拝見致しました。
心中お察し申し上げます。
幼少期から今までお母様のことをずっと愛情を持って関わってこられたように思います。お若いのに素晴らしいですね。そんなミルトンさんの優しさが、自分を疲れさせてしまっている様です。親のことをまるで自分の責任のように感じてしまうその優しさ、なかなかに抜け出せないですよね。お母様もミルトンさんに優しくして貰いたくて、自殺をほのめかしたり、相手にして欲しくて、辛いことを言ってみたり、もしかしたら子供返りをしているのかもしれません。残酷に聞こえるかもしれませんが、一旦そのループに入ると、お母様は相手のことが見えなくなります。
そんな時はまずは、一旦距離を置くしかないように思います。少しの間距離を置き連絡が来ても取らず、安定するまで待つと言うのも1つの方法かもしれません。
落ち着いてくれば、電話の数も減り、助けてくれないとなればお母様が自分で考える可能性もあります。不幸体質の女性のその『さが』は変えることはできないのです。矛先が娘なら、尚更。ですが、ミルトンさんが今までしてきたケアは消して無駄ではないと言う事。そのことだけはご自身の中できちっと受け止めて、この先は自分が疲弊するほど犠牲になるのではなく、自分の人生をまずは動かし、楽しめるように致しませんか?
自分に余裕が少しでもできればお母様への対処する時の判断も少しは違うのでは。
それから、ここまでお母様にご奉仕していれば、見返りを求める気持ちが出て当然だと思います。そこは否定しないでください。
しっかりと、過去にミルトンさんがした事は正しいし大丈夫なんだと意識して、でもこれからは少し距離を置き、自分の人生をぜひ楽しまれてください。
そこができないと言うのは、そこはお母様のせいでは無いように思います。
何もやる気になれないその気持ちを捨てて、まずは自分のお好きに行動なさってみてください。(大変ですよね…でも、頑張ってみてください!)
自分の思考と、お母様からの負担から来る思考を別々にするのです。そうなれば、解決策のチャンス到来も。強い言葉のようですが、ぜひお母様と分離した上でご自身の幸せを考え、ミルトンさんの心が安定した上で、改めて時期を置いた後に!お母様と関わって。ミルトンさんの心から楽しめる暮らしと、お母様のうつ病から少しでも和らぐ様な心の安定を祈っております🙏



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )