末期ガンの祖父にかける最期の言葉回答受付中
年の暮れに失礼いたします。
数日前に89歳の祖父が緊急入院、末期ガンで余命幾ばくかの状態になりました。
症状からして、かなり先が短いと思います。
ここ数年痩せてはきていたのですが、歳ですし私自身もある程度覚悟はしていました。
とはいえ、突然のことで、最期に祖父になんて声をかけたらよいかわからなくて、困っています。
近いうちに会いに行くのですが、私は遠方に住んでいますし、病態が病態ですので、これで会うのは最後になると思います。
いつもは「また来るからね」とか声を掛けていましたが、生きて次会うことはないでしょうから、嘘な感じが強くて、さすがにその言葉はかけにくいです。
しかし、別れを直接伝えるのは、祖父に死を突きつけるようで、避けたいです。
おそらく祖父が一番自分の死を受け入れることができていないと思うので、なおさらです。
私自身、物心がついてから親戚の死を迎えるのは初めてですので、とても困っています。
部屋を出る前に最後、なんて言って別れればいいのか、どうかお言葉をください。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「あなたの人生は素晴らしかった」と肯定を贈ってあげてください
はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
突然の知らせに、お心を痛めておられることとお察しいたします。初めてのご経験であれば、戸惑われるのも無理はありません。
仏教の視点から申し上げれば、言葉の「正しさ」よりも、あなたの「温もり」を伝えることが何よりの供養となります。
☆「またね」は嘘ではありません
「また来るね」という言葉に抵抗を感じるかもしれませんが、仏教では「倶会一処(くえいっしょ)」(仏説阿弥陀経)といって、一度お別れしても、いつか必ずお浄土で再会できると考えます。ですから、「また会おうね」は決して嘘ではなく、再会の約束なのです。
☆お勧めしたい言葉の形
もし直接的な別れを避けたいのであれば、以下の二つの伝え方を参考にしてみてください。
①感謝を添える 「おじいちゃん、今までありがとう。大好きだよ」
②安心を届ける 「(自分や家族の名前)はみんな大丈夫だから、安心してね」
死を突きつけるのではなく、「あなたの人生は素晴らしかった」という肯定を贈ってあげてください。声は最後まで聞こえていると言われます。手を握り、これまでの感謝を穏やかに伝えるだけで、お祖父様にとっては最高の手向けとなります。
拝
縁起寺 釋聴法



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