hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

すごい脱力感

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

大学一回生です。受験生の時、自分で言うのもなんですがとても勉強して、第一志望ではなかったんですが、そこそこ行きたい大学には行けました。

でも、入学試験が終わってから心に穴が開いたような感じになって、何事にもやる気を出すことがなくなってしまいました。

大学でも勉強、遊び、サークル、対人関係などのいろいろなものがうまくいってません。

私はこの無気力感でいることが辛いし、このままの気持ちでいたくありません。どうすればよいでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

勉強していなかった

おはようございます。多分貴方は、大学の入試にあたり、勉強していなかったのだと感じます。知ること・理解することが楽しかったですか?自分の時間を切り売りして給料をもらうが如く、自分の時間を費やして数字が変わることに一喜一憂していただけではないのでしょうか。
だから「心に穴が空いた」という表現がピッタリくるのです。実際に穴が空くわけではありませんよね。でも言うなれば、「点数で満たしていた」こと自体が不自然だった、その不自然さから解放された所ではあるのです。例えて言えば、補助輪に支えてもらって自転車を漕いでいたようなものです。補助輪が外れた今、こぎ続けなければ倒れる、そこに感づいたのでしょう。
あなたのような状態を、世間から見ると五月病と言います。まさに典型的な。なので調べれば色々出てくると思いますが、「気持ちを奮い立たす」とか、目に見えない解決はお勧めしません。まずはスケジュールから解放されたのですから、手当たり次第お好みで読書をお勧めします。そうすることで、今まで貴方が「勉強してきた」事が、漸く活用され、生きて来ると思いますよ。「もう勉強やらんぞ」、合格したときに思ったかも知れません。もう受験勉強は当面不要になります。「やりたい勉強」をする自由を手に入れた、力を手に入れたのですから、どうぞそれをふるって下さい。

{{count}}
有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

「勉強をする」ということを考え直してみました。私は「ひたすら努力して他の人より高い点数を取ること」だと思ってました。でも、それは違くて「自分の知りたいこと、謎に思ったことを調べて、理解して楽しむこと」だと気づきました。ありがとうございます。

とりあえず夏目漱石の本でも読んでみようと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ