心を強くする方法を教えてください
私はいわゆる「嘔吐恐怖症」です。
2014年の1月に胃腸炎にかかり、お店のトイレで高熱にうなされ、嘔吐し、救急車で運ばれました。
それから2年間、外で食事をすることができなくなってしまいました。もう何ともないんだと、と頭では分かっていても、深層心理で体が拒否している感じです。
外出する用事がある時は空腹の状態でないと気持ち悪くなってしまいます。
それだけでなく、長時間外に出ていても体調が悪くなってしまいます。
何をするにも「ここで気持ち悪くなったらどうしよう」と考えてしまいます。
そのせいで20代の大事な時期を、働きもせずに過ごしていることに後悔と罪悪感があります。
病院へ行っても、体に異常はなし、ストレスを取り除きなさい。と言われますが、それがすんなりできれば苦労はしません。
もうこんな生活はいい加減うんざりなんです。自分を変えていきたいんです。
しかし、なかなか1歩が踏み出せません。どうしたらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
イメージの世界に自分を行かせない
良い方法としては身体感覚だけを重要視してなるべく「こうなったらどうしよう」という不安をあおるような方へ自分を導かない様に、心の路線を「思考に旅立たせない」ようにすることです。
仮に思考ワールドにいってしまいそうになっても、体の感覚にだけ向かわせるように勤めてください。
たとえばですが、誰であっても時々閲覧注意な画像を目の当たりにしてしまうことがあります。
人によっては吐き気をもよおしてしまうものもネット上には多く存在します。
そんな時、いくら閲覧注意な画像でも、私はただの映像として観ています。
確かに悲惨極まりないですし、マジマジみれば気分が悪くなるものです。
みないに越したことはありません。車で走っていても昨日もネコちゃんがひかれていました。ですが、望ましくないことに出くわすことは誰にでもあります。だからこそ、気持ちを恐怖、臆測、不安、迷いなど思考の世界に向かわせない様にこの自己をウマく導くことです。
まずは「そこから距離を持つ」「思考に旅立たせない」ことを念じてください。
何故なら心の弱さというものが仮にあるとすれば、自分の思いにこそ打ち負かされているからです。
心が最悪の事態を想定してそこにとどまってしまう。それを無くせばあなたは強くなれます。
坐禅会に機会があればお越しください。