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有り難し有り難し 2

3作目に恩人の肩書きにミスが見つかりました。恩人には直接謝罪しました。しかし出版社の対応も、今日中に電話があると言われたのに、営業終了。一重に肩書きを自分で確認しなかった私の責任ですが、教えてくれた人に、何で自信満々に私に伝えたのか聞いたら、その人がブチ切れ。どうせみんないつか死ぬし、地球さえなくなるのに、何でこうも頑張り続けないといけないのか、馬鹿馬鹿しくなります。もう十分生きました。リングに上がらず、ヤジを飛ばすだけの人だらけですし。自分も頑張るのが苦しいし、周りもこんな自分を支えるのが大変だと思います。ここまでやっても、所詮、私なんて大河の一滴。いつか死んで忘れ去られる存在に過ぎない。地球さえもなくなるのに、何をこんなに耐えてるのか。秋くらいからずっと忙しいし。若いころのような生命力もありません。もう全部おりたいです。本当にたくさんの人を巻き込んで活動してるので無責任ですが、いつまで私は頑張れば良いんですか?私自身はもう満足です。ただ両親よりは長く生きることを目標に、それまでは社会へ今までの恩返しのために、生きています。私には様々な面がありますが、現状、一番私を占めているのは、精神障害です。発症したとも無理しました。また病気になりそうです。

2026年5月12日 19:59
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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「もう頑張れない」と感じた時の心の退き方

肩書きの誤りは、確かに痛恨だったと思います。恩人に対してなおさら、「取り返しがつかない」と感じてしまうのでしょう。しかも、忙しさや疲労が長く積み重なっている時ほど、人は一つのミスを「自分の存在そのものの失敗」のように感じてしまいます。

けれど、本当に大切なのは、「誤りがなかった人」ではなく、「誤りに向き合った人」です。あなたは逃げずに直接謝罪をされた。その一点だけでも、十分に誠実です。

また、「どうせ地球も滅びる」「人は忘れ去られる」という感覚は、極度に疲れた時、人間が陥りやすい思考でもあります。仏教でも、この世のすべては無常であると説きます。しかし無常だからこそ、「今ここで誰かを支えたこと」には意味があります。永遠に残るから尊いのではありません。一瞬でも、誰かの苦しみを軽くしたことが尊いのです。

あなたはこれまで、言葉や行動で、多くの人に希望を渡してこられたはずです。けれど、人を支える側の人ほど、自分自身の限界を後回しにしてしまいます。「もう十分頑張った」という感覚は、怠けではなく、心身が限界に近いサインかもしれません。

ですから今は、「まだ頑張れるか」ではなく、「これ以上壊れないために何を減らすか」を考えてよい時期だと思います。活動を少し休む、連絡を減らす、責任を分ける。そういうことは逃げではありません。長く生き延びるための撤退です。

山でも、頂上だけが目的ではありません。引き返す判断が、命を守ることがあります。心も同じです。

そして、「もう十分生きた」と感じる時ほど、一人で抱え込まないでください。病気が寛解していても、強い疲労や責任感の重なりは再発の引き金になりえます。今は“気合い”より、“保温”が必要な時期に見えます。

「いつまで頑張ればいいのか」という問いに、明確な答えはありません。ただ、「倒れるまで頑張る」のは違う、とだけは言える気がします。

人は、大河の一滴です。けれど、一滴だから無意味なのではありません。一滴一滴があるから、大河になります。あなたがこれまで誰かに渡した言葉や経験は、あなたの知らない場所で、静かに生き続けています。

2026年5月13日 10:20
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せるのかを常に考えます。 資格:日本メンタル協会認定メンタルスペシャリスト。JADP認定心理カウンセラー
平日19:00から21:00に受付ます。

質問者からのお礼

宮本龍太さま

お返事下さり本当にありがとうございます。とても返しにくい厄介な質問をしてしまいました。大変申し訳ありません。今朝、各窓口や営業が始まってすぐ動きました。そして少し片付き、わずかな光が見えました。その行動が、これから先どう転ぶか分かりませんし、もしかすると予期せぬ方向に進むかもしれません。精神科の主治医には、服薬さえ守っていれば、またヒマラヤにも行けると言われました。しかし私は、その言葉は気休めの励ましで、実際には宮本さまがおっしゃるように、このままだと再発もあり得るなと思い始めています。宮本さまが最後に下さったお言葉「あなたがこれまで誰かに渡した言葉や経験は、あなたの知らない場所で、静かに生き続けています」に涙が出ました。

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