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こんな自分で

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有り難し有り難し 22

私は幼少期から子供を出産するまで周りの迷惑や優しさなどを考えず、嫌味ばかり言う人間でした。ですので友達もいません。
ですが子供ができ、周りに優しく片寄った考えから卒業できましたが子供と接すると同時に自分の幼少期のことなどを思い出し、子供も私が育てたら一緒になるんぢゃないのか?と思うと育て方がわかりません。我が子には友達もできてほしいし、優しい子に育ってほしいです。でもこんな誰からも必要とされなかった私がそんな子育てできるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お子さんと一緒に成長しましょう。

25歳ママさんはじめまして。ご相談拝見しました。

25歳ママさんはご自身のこれまでの生き方を反省しておいでです。その一歩が大事なのではないでしょうか。
「このままではいけない」「変わりたい」「どうにかしたい」
という心持ちが自己の内面に向かうことを発菩提心と呼ぶのだと思います。まことの生き方を求めているということです。
この一歩が踏み出せず、自分の外ばかりに苦しみの原因を求める道を外道と言います。しかしいくら外を変えてもまたいくらでも苦しみは生まれてきます。仏教は内観道です。自己を深く見つめる道です。

25歳ママさんはこれまで誰にも必要とされてこなかったとのことですが、すでに旦那様と出会っておられます。そして今はお子さんとの出会いのご縁もいただいているのです。
お二人は25歳ママさんを必要としております。

月並みな言葉ですが、親は子に育てられて親になると言います。誰でも最初からうまくはいきません。今、ご自身のこれまでのあり方を深く反省しておられる25歳ママさんなら、きっとお子さんと一緒に成長していけることと思います。お子さんにとって本当のお母さんは25歳ママさんお一人です。誰も変わりはいません。お子さんと一緒にやさしい人間に成長してみませんか?
くれぐれも一人で抱え込まず、旦那様にも頼ってくださいね。応援しております。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

命の数だけ育て方がある

亀山純史と申します。

今は周囲に優しく、そして片寄った考えから卒業できているわけですから、心配することはありませんよ。そして、子育てには正解はありません。以前に、スクールカウンセラーの方から、おおよそ次のようなお話をお伺いしたことがありました。それは、昔、ある著名なカウンセラーが、持論の子育て論を説いており、大変人気を博していたそうです。そのうち、そのカウンセラーにも子どもが生まれ、自身の子育て論に沿って子どもを育てようとしました。しかし、自分の思うように子供が成長せず、そのうち、自分の子育て論を説くことをやめてしまった、という話です。そのお話をなさったスクールカウンセラーの方は、「子育てに絶対はない。」ということをおっしゃっていました。考えてみれば、巷には子育て論を説いた書籍が多く出版されています。それは絶対的な方法がないということでしょう。

ところで、お釈迦様は相手に応じて説法をしました。いわゆる、「対機説法」です。子育ても同じでしょう。同じ親から生まれた子どもであっても、それぞれが独立した命です。長男に対して成功したやり方が、次男に対してうまくいくとは限りません。また、その逆もあります。どの親も、試行錯誤の中での子育てだと思います。命の数だけ育て方があるといっても過言ではないでしょう。そういった中で大切なことは、あなた自身がよくお子さんのことを見てあげて、そして声をかけてあげることでしょう。これだけは、どのような子育てにおいても言えることだと思います。そして、その子に合ったやり方を見つけ出してあげられれば最高でしょう。
以上が私からの回答になります。どうか、お子さんを大切にし、子育てに励んでください。

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。過去のことをいつも思い出してズーンと悩んでしまう日々でしたが、回答を読ませて頂いて気持ちがスッと楽になりました。子育ても焦らずゆっくり、子供と一緒に成長していきたいです。貴重なお時間ありがとうございました。

亀山様

回答ありがとうございました。
今悩んでも子育ての正解などはわからないっていう当たり前のことにやっと気付けました。
亀山様がおっしゃて下さったように
見失わないよう、よく見ていい関係を子供と作っていきたいです。

貴重なお時間ありがとうございました。
また機会があればよろしけお願いします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ