亡くなった母について②
長くなり、申し訳ありません。続きです。
私の自宅に母の写真を置いて、私の息子がおばあちゃんに毎日挨拶していますが、それでも、、母は、本当は、私たちが母の遺志に背いても、強く望んで、遺骨を保管し、お墓に入れることを喜んでくれたんじゃないかという気持ちが消えません。(経済的な問題はありません)
長くなってしまいましたが、母のために私が今からでも出来ることはあるか、ご教示いただけないでしょうか。母は、お骨も捨てられ、お墓もなく、淋しがっていないでしょうか。私は、お墓参りも出来ず、自分の母が、跡形もなく消えてしまったような喪失感とどう向き合えばよいでしょうか。ご意見お伺い出来ればと思っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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①からの続きです。
また、拠り所という件に関して私達は、亡くなられた方は命終えたと同時に仏となり、阿弥陀様が用意して下さったお浄土へみんな還っていき、悩んでいるこの世に生きる私達を救いに戻ってきてくれると聞かせて頂きます。
ですので、形あるものに頼りたいときは、阿弥陀様の前でお念仏を唱えることで、お母様にも届く…と捉えられます。
阿弥陀様は全ての者を救うと説かれました。
私はその信仰を信じていますので、リカさんのお母様もお浄土におられると考えます。
無宗教・他宗教の人はどうなるか?
お坊さんの学校に通っていた時の先生は「自分は死んだら浄土へ産まれさせて頂くことは信じている。でも、死んでないからどんな人が浄土にいるかは知らない。いなかったら、自分がこの世に輪廻している大切な人を探しだして、必ず救い上げ、今度こそお浄土に産まれさせると決めている」と答えてくれました。
リカさんがご希望されるのであれば、浄土真宗へいらして下さい。
お母様のことも、ご家族と相談されて、改宗…ということであれば力にならせて頂きます。
お金の話はなしで。
私は無宗教で、宗教なんて怪しいクソみたいなものと思っていましたが、人の力ではどうにもならない疑問、悲しみに出逢い、今では浄土真宗の教えが支えであったり、自分を思いやれる大切な拠り所となっています。
お墓や遺骨にお母様はいませんが、悲しみや喜び、生活のすべてにお母様が寄り添って下さっています。
自分のせいで娘が苦しんでいると知って、悲しんでおられるでしょうから、リカさんも出来る範囲で精一杯やったんだと自信をもって下さい。
儀礼も大切ですが、一番大切なのはお母様を思う気持ちです。
質問者からのお礼
緇川杏美様
御回答、本当にありがたく、何度も読み直しています。お礼をどのようにお伝えすればよいか分からないほどです。亡くなってからずっと、しょっちゅう心に浮かんでは、押し込めて核心までは考えこまないようにしていた涙が溢れました。ご提案含め、時間をかけて考えたいと思います。
いつか、島根のお寺にも伺いたいと思います。
あたたかいお言葉、本当にありがとうございました。