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職場の先輩について…

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

今年の4月に転職をして6か月が経ちます。ある先輩は、私に対しとても辛くあたってきます。最初は怒られて当たり前、言われるうちが華、と思っていましたが、その怒り方にどう見ても感情が入り嫌がらせのようなものにしか思えないのです。他の人にはそのような態度はとらないのですが、私には態度が明らかに違うのです。人間関係をこじらせたくないので、反抗的な態度はとりません。しかし、聞こえるように陰口を言われたりするとどうにも涙が出そうになる事もあります。
この気持ちをどうコントロールすればよいでしようか、教えて下さい。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いい加減にしてください!と反発。

完全ないじめっこさんですね。男性か女性かわかりませんので、またご質問をお寄せください。
アナタはイイやすいのだと思います。それはおそらくあなたが何を言っても反抗しないから。
それではだめです。大いに反発、反抗する方が良いと思います。
反抗する相手には、さすがのいじめっ子や小言屋も口を出さなくなるものです。
反抗、反発という言葉を忘れて「こちらの理性的強さ」を示すのです。
感情に対して、感情でぶつかっているのが今の状態です。
どう考えても理不尽である、という理性で立ち向かいましょう。
反抗する、反発をすることが目的ではありません。正当に主張することです。
イジメられるあなた側は、イジメる相手側に主張するべき権利があります。
イジメる側にちゃんと主張すべき事を主張しない限り今後も続きます。
イジメる人は、周りから自分がとっている言動がイジメであると認知されることを恐れます。
ですからその人の発言を公の場に出させる、聞かせる事が一番です。
「そういう感情的な言い方やめて頂けませんか?」
「この件に関しては確かに私に非があるとはいえ、そういう言い方はやめて頂けないでしょうか。」
「その言い方は人として、どうかと思います。〇〇さんが、誰かを傷つけるような言い方をやめて頂けない限り、私は〇〇さんには従えません。」
最近本屋さんで、言いにくいことを言うための本が多数出版されています。
イカツイ上司には、この一言!みたいなのを探してみてください。勇気を持ちましょう。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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