多額のお布施を要求してくるお寺、対応策がありますか?
多額のお布施を要求してくるお寺に、両親が頭を悩ませています。
5年ほど前、父方の祖母が亡くなり、それまで祖母が引き受けていたお寺関連に、父母も関わらざるを得なくなりました。
お葬式や法事、その他もろもろの手続きの中で発覚したのは、祖母のお墓のあるお寺はあらゆることについて、「相場」といわれる額の約2倍を要求してくるということです。
戒名も2倍、葬儀のときのお経にも2倍、法事も2倍…だけでなく、定期的にお布施をお寺に郵送までしている状況です。
その割に、お墓の手入れなどしてくれるわけではまったくなく、たまにお参りに行くと、枯れた花は差されたまま、貸し出しの手桶はボロボロ、下手をすれば雑草まで…という有様。とても納得できません。
他のお寺に改葬したら、永代供養にしたら、という話も出ましたが、改葬先を見つけるのも大変だし、移動先のお寺にもいくらか出さなければならない。
それにどちらにしても、また今のお寺が高額の要求をしてきて、結局は100万単位のお金が動くことになる…そうと思うと、なかなか腰も上がりません。
家計を預かる母は特に、頭を抱えています。
お寺は最も近い親族でも市外に当たる場所で、諸々の手続きをする手間を考えても、また前後の事情をどのくらい知っているかということを考えても、今の父母や伯母の代のうちに決着をつけなければ、私やいとこの代になってしまうと手に負えなくなりそうです。
早いうちに何とかしたいものの、上記のような状況で方策もなく、途方に暮れています。
こういう場合、どのような手立てが考えられるのでしょうか?
お金をかけてでも、どこか受け入れ先を見つけて改葬するしかないのでしょうか?
ちなみにお寺との関係ですが、日頃の付き合いは一切なく、そもそもこのお寺にお墓があるのは
「20年以上前に亡くなった祖父が、酔った勢いで先代住職と意気投合したから」
だそうです。お墓には、太平洋戦争時の死亡者から、大体5~6人くらい入っていたと思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お寺は檀家のものです
お布施ですから世間の相場くらいを毅然と納める手もあります。
多額のお布施を要求されても、これだけしか無理ですと毅然に言うのです。
私もそうですが、無知なお坊さんには世間はこの位ですよと教えてあげて下さい。
そもそもそのお寺の住職はあなたにお布施(無畏施、法施)をしていないのではないですか?
それならあなたのお布施(財施)も相場以上に納める必要はありません。
むしろ相場並みでも多いくらいです。
もちろん、お布施は見返りを求めないものですが。
それも無理なら離檀も仕方ないかもしれません。その際も多額の離檀料を請求されても、これだけしか払えませんと毅然と言って下さい。
あなたの為だけで無く、そのお寺のお坊さんの為にもなることなのです。
お寺は檀家のものですから、毅然とした態度で住職にお伝え下さい。
改葬をお勧めします。
都内でも、改葬を受け付けているお寺はたくさんあります。
新たに墓地を購入するという形になるため、安い買い物ではありませんが、
この先ずっと2倍のお布施をとられ続け、
さらに定期的にお金を吸い取られてしまうような状況が続いていくよりは、
ずいぶんマシになるはずです。
本来、お布施というのは料金ではありませんので、
金額が決まっているものではないはずです。
各檀家ごとに、いろいろな事情がありますので、
一律で金額を決めてしまうのは、少しおかしいのです。
ご供養というのは、遺された遺族が、
「させていただくもの」であって、
お寺から「しなければならない」と言われるものではありません。
そして、お寺にお布施する事によって、
今、生きている人たちが苦しくなってしまっては
意味がないのです。
ひょっとすると、「離檀料」を払え、と言われるかもしれませんが、
それも、言われた金額をそのまま払ってしまわず、
「今までありがとうございました」という感謝の気持ちをもって、
可能な範囲で、お布施してさしあげれば良いと思います。
最後なので、そのくらい手切れ金だと思って、
少しくらい包んだ方がスムーズに離檀できると思います。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
やはり改葬が最善の手なのですね…。かなり大きな額が動くことになりそうではありますが、ご回答いただいた内容をそのまま父母に伝えて、早めに何とかしてもらえるように言ってみます。