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家族がみんな路頭に迷っている

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

こんにちは。
私には私含めて家族が4人います。
小さい頃から私と姉との反りが悪く家族もそれに対応仕切れず、居心地が悪い家庭だなと思っていました。
だから18歳頃の時から私は一人暮らしをしたり母と二人暮らしをしたりと住居を変えています。
そして一年ほど前から私は今までの家庭のストレスや職業訓練という学校に通っていたストレスがピークに達して うつ病を発症してしまいました。
精神症状と身体症状が同時にやってきました。
うつ病にかかっても途中まではやる気を無理矢理出したりして仕事をしたり、治療を頑張っていたのですが、この頃またふりだしに戻ったような気がしてまた疲れ果てたような感覚になってしまいました。
毎日煩悩が500ぐらいある感じです。
今現在は自宅で療養しているのですが、正直心療内科に行って何を言われるかが怖い状態です。
母親や父親(たまに家に来ます)にはしょうがないとか、自分次第だよってよく言われるのですが、今までの人生そんな感じで今までやってきたらこういう病にかかってしまったので もう自分自身何が自分にとって良いのかが全くわかりません。
それと、タイトルの家族みんなが路頭に迷っていると言うのは私がまず病になってから姉も体のバランスを崩し一度休職してまた今は仕事にどうにか復帰していて、母親も私と姉の為に働き詰めになって疲れています。
父は会社が倒産して、今は求職中です。
全員が絶望的と言うわけではないのですが、自分の調子が優れないと物事が良い方向性で捉えることが出来ずらくなります。
今私はなにを目標に生きていっていいか分かりません。
時々焦りで暴れ出したくなる衝動に駆られたりします。
それをしてもなにも解決はしないので敢えてその感情は抑えるようにしています。
なにかすこしでも希望の光をくださったら光栄です。
それでは長文失礼しました。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは、休んで待つこと。

あーちゃんさん、はじめまして。

文章を読み、あーちゃんさんの元気が足りないのが良くわかります。

今のあーちゃんさんに必要なのは、休んで待つことではないかと思います。

実は、僕もうつ病の経験があります。そのときは、とにかく何事も前に進まないし、行く先が全てふさがっている様な思いでした。そういう時は、改善しようと行動を起こしても、まず、うまくいくことはありません。

飛行機は、向かい風のほうが飛び立ちやすいそうです。自分に力が足らないのなら、向かい風を待って、それに乗って飛び立つしかありません。周りの状況は刻一刻と変化します。必ず、浮かび上がるタイミングが来るので、それを逃さないように、羽を休めて待つのです。待つ間は、必要最小限のことだけを行っていれば大丈夫です。必要最小限とは、生きていればそれだけで十分だと思っています。

ところで、鬱の時は、周りが悪く悪く見えてしまうものです。でも、どこかで、本当に変えなきゃいけないのは、自分の心だと知っているような気がします。
自分の心を変える方法は、体からアプローチするか、言葉からアプローチするかです。
体かからとは、例えば、ウォーキングをしたり、マッサージをしたり、きな粉はちみつバナナ牛乳を飲んだり(←うつの人に足りない栄養素が補えるそうです)。

言葉からとは、「嬉しい」「楽しい」「ありがとう」「もっとよくなる」とか、そういうプラスの言葉を言いまくるんです。試しに、人と言葉を交わした後、必ず「ありがとう」と言ってみてはどうですか。言葉を交わしてくれるってことは、私の存在を認めてくれているからです。その事に「ありがとう」なのです。

まずは、休んで待つことが大切ですが、hasunohaに相談したこと自体、体が飛び立つチャンスだと判断したのかもしれません。個人的には、きな粉はちみつバナナ牛乳がお勧めです。とても美味しいので是非試してみてください。

答えになりましたでしょうか。

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45歳 独身 銭湯通い 浄土真宗の僧侶だけど、「中観派です」って言って...
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人は生きる事が修行です

いろいろとお辛い経験をなさっておいでですね。
その中でしっかりと足を踏みしめて生きてくださっていることが素晴らしいと思います。

人間は生きていると必ず何かしら困難があります。
自分だけ、自分の家族だけ、と思いがちですが人それぞれ価値観や思いが違うので
何を「辛い」と思うかは人それぞれで
自分は「大した事無い」と思う事でもそれを死ぬほど辛いと思うお方もおられるわけです。

だから普通は人は生きていると辛い事があるものなのです。

ただ、その「辛さ」をどう受けとめるかが人によって違うし、その後の人生に大きく影響して来るのだと思います。

今の状態を改善しようと模索する前に、まず、今の状態の「辛さ」をしっかりと自分で受けとめることが大事だと思います。

うつ病を発症したという事は、随分と心の無理を重ねておいでだったのではないでしょうか?
結構自分の心に無理をさせてしまった…という事をしっかりと受けとめて、
自分の心をねぎらってさしあげる必要があるのではないでしょうか?

無理を重ねて悲鳴を上げているご自分の心に、良くなりなさい!と気合いをかけるよりも、ゆっくりと休む事を自分自身に許す事が大事なのかもしれません。

心身ともに元気になればおのずと目指すものが見えてくるのではないかと思います。

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おきもち

仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
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