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仕事に復帰するべきか、違うことを始めるべきか悩んでいます

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有り難し有り難し 12

つい先日、先天性の病気で生後間もない第一子を亡くしました。
今は涙は出なくなりましたが、日々人目を阻んで現実と向き合う生活をしています。

仕事のことで相談したいのですが、今の職場は保育園に預けて育児中の人が何人もいて、生活も会話も子供中心、私もその中の一員になるとばかり思っていて、産休前から先輩ママたちとたくさん語り合ったりアドバイスをもらっていました。
接客業なので、お客様も私がどんどんお腹が大きくなっていく姿、一年間産休でお休みすることも知っています。同時期に出産予定のお客様もいて、お互いに励ましあってきました。
子供を亡くした今、育休は適用されないため復帰の時期が早まります。
何かしている方が一時的でも気が紛れるのかもしれないと思いつつも、もとの環境に戻ってもきちんと働いていけるのか、職員やお客様、周りのみんなが気を遣うのではないかと不安ばかりあります。
私のことを何も知らない人ばかりの新たな場所で心機一転、また一から築き上げていくのが良いのか今まで築いてきた職場に戻るのが良いのか…。
きっとどちらを選んでも厳しい道とは思います。

また、すぐにとは言わないですが、やはり子供はほしいです。
もしもまた同じようなことが起こってしまったら…という不安はぬぐいきれませんが、亡くなった息子が弟か妹を連れてきてくれるなら、望みたいです。
授かり物ですから時期やタイミングもありますし、いつ連れてきてくれるかわかりません。

現実的な話、子供を望んでいながらもとの職場に戻るにしても新たな仕事に就くにしても、雇い側からしたら採りたくはないですよね?
今の職場はわりと優遇されていて、産休育休もしっかりとらせてもらえます。ただ、復帰して仮に一年もたたないうちに赤ちゃんができたとなったら、それはそれで会社的にも迷惑なのではないかと悩んでいます。

私は考えすぎなのでしょうか…

今、どの選択をするべきなのか本当に迷っています。
どうか、良いアドバイスをいただけたらと思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心よりお祈り申し上げます

拝読させて頂きました。先ずお子様がお亡くなりになれらたこと心よりお悔み申し上げます。そしてお子様が仏様のお導きを受けて仏様のもとに往生そして安らかにご成仏頂くことを心よりお祈り申し上げます。
どうぞ安らかに往生ご成仏なさりお母様やご家族の皆様をお見守り頂きます様に。南無阿弥陀仏
お子様はこれから仏となられてあなたや皆様そして新たにこれからお生まれになるご兄弟をお見守りなさってくれます。そしてあなたの生命終わるときに再び安らかな心にてお会いすることとなります。どうぞその日まで見守ってくださいね、とお祈り頂きたいと存じます。
ご質問の件ですが、あなたにこれからお子様をご出産なさるお気持ちがあるならば、現状の職場にてお勤めなさって頂いてご出産にお備えなさったほうが宜しいかと存じます。
社会的に産休は普及してきたとは思いますが、未だ会社組織では認めていないケースもあります。できればその様な制度を当然の権利として受容してもらえる組織でないと難しいと思います。
以前の職場に復帰する際には確かに様々気にすることはあるかもしれませんが、長い人生の中ですからわずかな時間です。ゆっくりこれからの人生を考えるならば多少気を使うことはあったとしても大きくみれば或いは過ぎ去ってみれば周りの方の目などさしたることではないのではないでしょうか。逆にあなたのことを大切に迎え入れてくれてサポート頂ける方もいらっしゃるのではないかと思います。
世の中はお互いが助け助けられて生きているのですから以前の職場に復帰なさって少しずつ心も身体も慣れていかれれば宜しいのではないでしょうか。亡くなられたお子様のことも心の底に思いが残りなかなか癒されることも難しいと思います。ですから慣れた環境にて少しずつ心も身体もご回復なさって頂きたいと思います。
あなたやご家族様や職場の皆様にとってこれからのご生活が共に仲良く助け合い、そしてお互いに実り多く豊かな人生であることを心より仏様にご先祖様にお祈り申し上げます。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
そして、温かいお心遣いとお言葉、本当に胸に染み渡る思いです。
正直申し上げますと、私自身まだ気持ちの整理もまったくできていなく、時間帯により気持ちの浮き沈みがあります。
なぜ私の子供が病気を背負わなければいけなかったのか、生後間もないのにあんなに小さな体で二度の手術を受け、どうして痛くて苦しく、寂しい思いをしなければいけなかったのか、最終的にはそこに行き着いてしまいます。
息子は、お腹の中では生きられたそうなんです。今からでもお母さんのお腹に戻っておいでと、叶うはずもない願いを心の奥に潜めています。

亡くなって家で一人になり、今後の生活、仕事のことを考えれば少しは自分自身が楽になるのではないかと思いました。
ただ、一歩進むにしても様々な迷いと葛藤が生じどうするべきかわからず、こちらに投稿させていただきました。
私自身も、今まで働いてきた職場への恩もありますし、一緒に戦ってきた仲間を手離したくはありません。
ただ、どうしてもその大切な仲間やお客様たちと顔を合わせる勇気がないのです。
それは、様々なことから自分を守りたいという気持ちが先行しているからかもしれません。
何を聞かれるか、哀れな目で見られるんだろう、子育てや保育園事情の会話に入れない、お子様連れのお客様が来たらどんな顔したら良いのかわからない等…。
ですが、ご回答いただいた内容を拝見して、私の頭の中に全くなかったお言葉がいくつもありました。私にはまだ頑張れる場所が残っているような気持ちが出てきました。

この数日間、子供を亡くしたことに関する様々なサイトや書籍を見てきましたが、私自身にとって、こちらでお話して良かったと心底思いました。
人それぞれ感じ方の違いがあると思いますが、書籍は非現実的な解釈ばかり、日本人の考え方として少しずれているのではないか、私が求めている内容と違うなと、私なりに思いました。

本当に、ありがとうございます。
もう少し時間はかかるかもしれませんが、いただいたお言葉を忘れずに、少しずつ進んでみようと思います。

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