檀家について
最近義姉の処に、檀家になっているお寺から連絡があり、副住職夫婦が新居を建てるので、檀家皆で一軒辺り100万近くのお金を出すようにと、連絡が来たそうです。
急に出せと言われても、100万円もの大金を準備する事は出来ないと、愚痴をこぼしていまた。
本堂等、お寺を修繕するとかなら、檀家皆でお金を負担する理由も分かりますが、副住職夫婦が個人的に住む家の建築費迄も、檀家が負担する事は、違うと思います。
で、檀家は何処迄お寺の事に関するお金を、負担するものなのでしょうか?
住職・副住職の住居の事でも、檀家がお金を出す事は、当たり前なのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人間性による
おはようございます、アカネさん。日陽と申します。
拝読させていただきました。100万円ですか、、、大変ですね。
あくまで私の見解ですのでお寺によって僧侶によって考え方は様々であることを前提に聞いてくださいね。
私のお寺は檀家さんが40件ほどのお寺です。以前、老朽化した本堂を建て直した時は檀家さまに60万円ずつご寄付の依頼をさせていただきました。それは、10年間の積立によってご負担いただく形を取らせていただきました。もちろん喜んで寄付してくださる方もいれば、辞める必要もないのに払えないからといって檀家を辞めていく方もいらっしゃいました。
檀家さんに寄付の依頼するのは、檀家さんと共有すべき寺の建物であるからです。
ですから、副住職の住まいを檀家さん達が寄付する必要はないですよ。
これからの時代、人々に「少欲知足」(欲が少なく今以上のものを求めない。欲少なくして足るを知る)を説く僧侶自身が「強欲不足」(欲が強すぎて満足できない)であることから離れて少欲知足の精神に立ち返るべきですね。
もちろん、檀家さんにとって住職や副住職は寺を継承して行くのに必要な存在です。もし新居を構えたいのであれば、檀家に寄付を依頼する前に檀家さんからいただいたお布施をしっかり貯めて使わせていただけば良いのではないですかね。(お寺によってもそれが可能なお寺と不可能なお寺がございます)
今回、寄付の依頼が入ったのも檀家総代さん達と住職が会議をして了承を得てからのことだと思います。もし、お困りのようでしたら檀家総代さんに連絡して詳細を伺ってみたらいかがでしょうか?納得いかないのに、大切なお金を払えないのは当たり前ですよね。
檀家さんに寄付を集めるのは、やはり住職の人間性によって違いが出てしまうかもしれません。
参考になれれば幸いです。
南無妙法蓮華経
合掌
払う必要はないと思います。
熊澤師と全く同感です。熊澤師だけではなく多くの僧侶が同じ意見であるとの思いから回答させていただきました。本堂や内陣、付属施設の修復ならわかりますが、若住職の新居は行き過ぎでだと私個人は考えます。拙寺本山は北陸有数の木造建築物になりますが、拙寺は、プレハブのお粗末な建物です。何人かご寄付を善意で賜りましたが、ほとんど自力で借財もせずに建立しました。お寺は人が集まる場所。みんなで仏さまのお話を聞かせていただく場所であればよいのです。建物に私自身拘りはありません。寄付やお布施にこだわらない寺院を標榜しています。他方、何年か前、由緒ある寺院に入寺したことがございましたが、ちょっとした修復や維持管理に多額の費用が必要なのも事実です。寄付を求めることもやむをえないかもしれませんが、限度があります。私なら、若住職の新居は私財で作るか、お寺からもらう給料で借りたらいいんです。人様に立派なことを申しげれるような人間でもありません。お粗末な愚僧ではありますが、笑われてもいい、からかわれてもいいのです。でも、人様にご迷惑やご負担はお掛けしたくないと考えています。ご負担に見合う何かが提供されるかどうか、見極められたらどうでしょうか。何かとは、あなた様や檀信徒の皆さまのためというだけではなく、広く世の中のためにそれが役立つかどうかです。浄光寺
質問者からのお礼
熊澤 義陽様 三浦 康昭様お付き合いが
お返事を書いて下さって、ありがとうございます。
私自身が、お寺とのお付き合いが全く無いので、檀家の事も全く分かりませんでした。
ですが、今回の件は流石に度が過ぎた要求だと感じたので、相談させてもらいました。
昨日姉から連絡があり、檀家総代に連絡して
今回の寄付はお断りしたと言ってました。
多くの檀家も、無理と言ってきているとの事でした。
お二人が書いて下った事を、そのまま姉に伝えた所、やはり断って良かったんだねと言っていました。
ありがとうございました。