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ご利益、万倍功徳について

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有り難し有り難し 13

他にも質問していますが、様々なお寺等を調べている中で疑問があり質問させて頂きます。

①1年に一度のご開帳で、直に○○様を拝みお参りできる日。というのが、様々な所であるみたいなのですが、やはり閉ざされた状態でお願い事をするよりも、直で、お願い事等をしたほうが、よりご利益がありますか?

②「万倍功徳をいただける特別な祈祷」とはどの様な意味でしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

願いを持たぬことこそ万倍功徳

夢を壊すようで悪いのですが、神様も仏さまもあなたの都合よく願いをかなえてはくれません。
より確かな生き方をして頂きたいので申し上げるのですが、以下のことを自分自身に問いかけて頂くと、良い功徳になりましょう。

①私の言っている「良いこと」「悪いこと」って結局❝私にとって❞だけの良いこと・悪いことではなかろうか?一日24時間の中でよいこともあれば悪いこともある。そのジャッジをしているのは結局私だ。
良いことばかり来ることを期待していても何になるだろうか。そうでなかった時ガッカリするだけじゃなかろうか。そういう小さな一喜一憂、小さな枠にとらわれて生きていく小さな生き方がが子供の教育にとっても今後の自分の人生にとっても本当に本当に良いことであろうか?

②今与えられていること、今授かっている眼の前を大事にしない内から、他の別の私の理想ばかりを求めてしまっていないだろうか?今の幸せをしっかり享受せずに、不幸と決めつけて❝いつかきっと❞的なご利益、功徳ばかりを追い求めていく生き方をしている今の私の宗教観は果たして仏教と言えるだろうか?

③子供たちに「不完全」のラベルを貼り付けているのは本当はワタシなのではないだろうか。
世の中にはもっと難病でもたくましく生きている親御さんたちも居られる。
子供たちは私ほど苦に思っていないのではないだろうか?
子供の為、子供の為、と思って来たが本当は自分の為なのではないだろうか?
本当は、私は子供たちに何をしてあげるべきなのだろうか。
私が暗く沈んでいるより、現実をしっかり受け止めて、笑顔でいることの方が、夫も安心し、子供たちもたとえ難病であっても精神的に満たされた子供になるのではないだろうか?

最後に私がご祈祷をして差し上げましょう。
「今日からあなたは、目の前の何げないことの中にも幸せを見出せるようになりますように。
それによって沢山の楽しいことが見出される頭脳になりますように。
幸せ探しが上手になって今まで以上に幸せになりますように。
そして如何なる不幸があっても、それを乗り越えられる逞しさや柔軟性が身につきますように。
さらには、これから先、あなたの数多くの願いがかなってもかなわなくても、全く平気な、大丈夫な生き方を手に入れられますように。」

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