反抗期の息子
私には今中学二年生の息子がいます。
今まで息子の事であれこれ悩む事はあまりありませんでした。
明るく優しい性格でマイペースな息子です。
でも2年生になってから反抗期に入り、色々な事に無気力になりました。
私に対しても「ウザイ」「キモイ」しか言わなくなりました。
反抗期は成長に必要な事だとわかっていますがなかなかうまく聞き流す事ができません。「いなくなれ」と言われた時は本当に悲しかったです。
私にとって息子は変わらず大切な宝物ですが、今はどんな暴言を言われるのか不安でなりません。家の中がピリピリした空気になっています。
どう考えればゆとりを持って息子に接する事ができるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
信じてあげて欲しいと思います。
sanayu様
はじめまして、釋慧心と申します。
息子さんの反抗期のお悩み、拝見させて頂きました。
お辛い、というか、もどかしい、
どう対処するべきか悩ましいですよね。
何しろ息子の反抗期、ご長男さんであるなら、
どのお母さんも初めての体験です。
お母さんも初めてなら、息子さんも初めて。
自身の体の変化、それを見たり気づかれたりすることへの気恥ずかしさや、疎ましさ、
また、思考力や社会性の著しい成長により、より物事をロジカルに考えるようになるのもこの頃でしょう。
嫌に理屈をこねたり、自分の能力や可能性に訳もなく自信を持ったりします。
大事なことでもありますが、どう処理して表現したら良いのか、過渡期な為に本人にも分からないのです。
前の竹前和上様もおっしゃられている通り、信じて見守る。
これに尽きると思います。
しかし、親とて一人の人間ですから、堪えられないときは、感情を顕にされても良いのです。
息子の立場としましたら、幾ら反抗期でも一番見たくないものが、お母さんの悲しむ姿です。
口では何を偉そうに言っていても、
心の奥底では、いつまでもいつまでも、
たった一人のお母さんなのです。
お母さんの姿、声の調子、顔色、それが少しでも変われば、たちまち気づいて心配になるくせに、
口では偉そうなことを言ってしまうのが、反抗期です。
一過性の病気みたいなものです。
本当の息子さんの姿は、お母さんが一番よくご存じかと思います。
素直で、泣き虫で、甘えん坊。
今は反抗期というものが邪魔をして、見えませんがそれは変わっていません。
むしろ、成長の過程だなと、少し離れてゆっくり観察されると良いかと思います。
字というのは上手く出来ているなあと思うことがあります。
木の上に立って見ると書いて、親になります。
まさにそんなところでしょうか。
小さなお子さんが、学校から帰られて、
ただいま!の後に何と言うかご存じですか?
決まって、お母さんは?
と言いますよ。
お父さんは?とは言わない(笑)
お母さんの存在はそれだけ絶大なのです。
反抗期の息子さんの向こうに必ずいる、
ただいま!、お母さんは?
の息子さんの姿を見てあげてください(^_^)
親は親らしく、子は子らしく。
初めまして、悩み事拝見させて頂きました。反抗期との事ですが、正直あって良かったと思います。その時期は、親の言う事にいちいち反発したりわざとおそく帰えったり、親からするとハラハラ、ドキドキですが本人はちゃんとどこまでが良い、悪いは判断出来ているものです。
しかし親は子に対して色々な面でまだ責任があるので行動や言動を叱るのでは無くしっかりと受け止めてあげなければなりません。野放しにするのでは無く、全て把握した上で反抗期が終わるのを待つのが大事です。少し距離を置きながらもしっかりとした愛情で信じて見守って頂ければ大丈夫です。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
何が良くて何が悪いかの判断はできるように育ててきたつもりでしたが、あまりの反抗期の激しさに不安が募るばかりでした。
ご回答を何度か読んでいるうちに少し気持ちが軽くなったように思います。
ありがとうございました。
釋慧心様、ご回答ありがとうございます。
優しい言葉の数々に涙が出ました。
これからも息子と共に成長できるように努力したいと思いました。