回答 1
有り難し 23初めまして、現在大学に通う女性です。
長年を経て、どうにもならない運命なのかと思ってしまうような出来事がたくさん積み重なり、そろそろ本当に挫けそうなので質問させていただきました。
まず端的に申し上げますと、私は今まで生きてきて“第一希望”というものに通ったことがございません。高校生の頃はそんな人はたくさんいるだろうと思っていたのですが大学生の今になって振り返ると絶望してしまいました。
覚え得る限りの事象を箇条書きにさせていただきます
・中学時代、吹奏楽部に入部しましたが第一希望の楽器は通らず第二希望へ
・高校受験も第一志望の高校は落ち、第二志望へ
・高校時代の部活も吹奏楽部に入部。中学時代で出来なかった楽器をまだやりたくて希望を出しましたがこれも落ち第二希望へ
・大学受験、第一志望は落ち今度は第三志望の大学へ
・留学先を決める際に希望調査されるのですが、そこも一番行きたかったところではなく二番目の場所へ
・大学のゼミで倍率がかなり低いにも関わらず第一希望の選考から落ちる
細かなことはまだたくさんあるのですが自分の人生を決める場面に焦点を当てると全く成功した、もしくは希望通りになったことがありません。
受験に関しては自分の努力不足だったりなどで納得することが出来るのですが、あまりにも、これは流石に私の力関係ない！というものでさえ本当に綺麗に希望通りになりません。私は呪われてるんじゃないか、と思うくらいです。
私の周りの人はみんな「貴女の力不足」だとか「努力が足りない」「そんなのは偶然」と言うのですが、私自身これほど何も願い通りにいかないと「どう足掻いても、努力しても、結局やりたいことなんて何も出来ないんじゃないか」と思ってしまいます。自分の人生の中で思い通りになって喜んだ記憶なんて一切ありません。
もう就職活動の時期です
あまり何かに興味を持たない私が唯一やりたい仕事が１つあります。
でも、過去を振り返ってみてこの事実を再認識すると「ああ、私はこの仕事が出来ず、また他に大してやりたくもないことをして生きていくのか」と悲しくなり、何の為に生きているんだろうな、とさえも思います。思えば、後悔だらけの人生です。絶対願い通りにならない運命なんてものはあるのでしょうか。
どんな言葉でもいいです、こんな考えにのまれる私をどうか助けてください。
よろしくお願いいたします
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お釈迦さまが説かれた言葉です。直訳すると、世の中は苦労ばかり、と読めますが、世の中は思い通りにならないとご理解ください。2600年も前にお釈迦さまでさえ、あなたと同じようにおっしゃっていますよ。思う通りにならないことが99パーセント、うまくいくのが1パーセントですよ。それが人生。私に言わせると何が問題？これからどんどん達成、成功を掴んだらいいだけでは？と言うのが私の感想です。
あなたはお若いけど、しっかりとした考えをお持ちだと思います。自分の人生をきちんと総括していますよね。まあ、どうでもいい。と考える方が多いところ、一つづつ目標を設定して努力されてきているのは、立派です。結果的に達成できなくとも、そのプロセスがあなたの人生において経験として、非常に役立つ時が必ず来ます。大丈夫！
私は二浪して一留しました。どうしても入りたい志望大学があり、理想を求めたんです。結果として3年間を無駄にしました。正確には無駄ではありませんよ。精神的な厳しい研鑽の時期を過ごすことができました。合格できるかどうかの大きな不安を抱えて、ともすると妥協、崩れそうな気持ち、それを解消するために、仏教書に救いを求めたんです。電車に飛び込んだら解放される、一切を投げ出したい、と毎日考えてきましたよ。何とか生き抜けたのは、仏さまのお陰です。あの時の辛さ、苦しさ、悲しさは人に対する思いやりや優しさになり、また、自分自身を非常に強靭なものに変えたと、感謝しています。何にも悩まずに、サラッと入れる大学に入りサラッと就職していたら、坊さんにはならなかったでしょうね。苦しみや辛さを、単に後悔の道具にされる方が多いのですが、あなたはどうか未来、将来へのステップとして、使ってください。一つ一つを心に対する栄養に変えていくんです。消化ですよ。あの時はこうしたから、こうなったけど、次からはこうしておけばこうなる。これは後悔ではなく、反省、そして経験に変わるのです。あなたの人生はこれからですよ。輝ける未来に向かって一歩づつ、人生という経験を積み上げてくださいね。成功を祈っています。浄光寺
浄光寺のお坊さま
回答本当にありがとうございます
ネガティヴにばかり捉えていたのですが、回答を読ませていただき、もっと前向きに取り組もうと考えを改めました。
まだ頑張ってみます。今までの上手く行かなかった99%のぶんを自分の経験として大切に受け止めて1%の可能性、それを叶えてみたいと思います。
もう一度改めてお礼を申し上げます、ありがとうございました。
