2度の流産と乳癌
1人目を出産してからなかなか2人目が出来ず、婦人科に行ったところ、甲状腺の病気が発覚。薬を飲み、通院して、病状が良くなったところ、すぐに妊娠できました。しかし、心拍確認が出来ずに、早期流産してしまいました。病気のせいではないこと、流産は8人に1人は起きてしまうことなどを聞き、悲しいながらも、次の妊娠に備えました。そして、流産してしまった子の出産予定日に次の妊娠が分かりました。嬉しくて、戻ってきてくれたんだと泣きました。
妊娠してすぐに痛い位に胸が張り、左胸にしこりを見つけました。妊娠のせいだろうとは思いましたが、気になったので乳腺外来に行きました。結果、しこりは何でもなく、全く触っても分からなかったところに、乳癌が見つかりました。幸い初期の乳癌なので、手術すれば大丈夫であること、赤ちゃんが15週を越えれば手術ができること、赤ちゃんが生まれてから放射線治療、ホルモン療法をしていくことなど、詳しく聞きました。ショックで頭が真っ白になりましたが、心拍も確認でき、元気にしてくれている赤ちゃんがいる。そのことを希望に、乳癌に立ち向かおう。赤ちゃんと一緒に生きようと思っていました。
それなのに、先日の婦人科検診で、赤ちゃんが大きくなっておらず、また流産になってしまったことを伝えられました。2度目の流産。そして、私には癌しか残らなかった…。もう希望がなくなってしまいました。どうやって立ち直って良いのかわかりません。妊娠してしこりができなかったら、きっと乳腺外来には行ってませんでした。私の癌を知らせるためだけに、赤ちゃんはやって来たのでしょうか。そんなの辛すぎます。私の寿命を削っても、生まれてきてほしかった。娘に兄弟をつくってあげたかった。癌の治療が始まれば、短くても5年は妊娠できないそうです。薬の副作用で閉経してしまう人もいるそうです。今、35歳。もう赤ちゃんは望めないと思うと涙しか出てきません。主人はもう子供はいい。3人で生きていこう。お前が元気になることが大事だと言ってくれましたが、どう気持ちを切り替えたら良いのか分かりません。
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お二人のことは全てお任せして、治療に集中されて下さい。
あーこさん
釋慧心と申します。
この度のご質問、またこれまでの経緯、拝見させて頂きました。
お察し申し上げます。
論点をずらす訳ではござませんが、
流産のみならず、いのちの行方、重さの問題は大変難しいことです。
どの「いのち」も同じ重さでしょう。
流産されたお二人のいのちに対して、
あーこさんが、私に落ち度があったのだと考えるのは、間違いです。
あーこさんに落ち度は御座いません。
人のいのちを、長さだけでは量ることは出来ません
あーこさんのいのちも、流産されたお二人のいのちも同じように、
全く同じように願ってくださる存在が必ずおいで下さります。
もし今、あーこさんがそのことに気づかないとしても、心配も問題も御座いません。
へえ、そーなんだ。で大丈夫です。
へえ、そーなんや、知らんけど、で良いよと仰って頂いておられる仏です。
その仏は、流産されたお二人のいのちのことも、我に任せよ任せよとねごうておいでです。
先に往かれたご先祖の方々も同様の願いを興されておいでです。
わかったわかった、任せといたらええ、と。
そして、その願いは、あーこさんの悲しむ姿を悲しまれます。
私が気付いてようが気付いてなかろうが、
心を痛めて、絶えなく願っておいでです。
気付いたときは、あ、もう既に遠い昔から願われてたんだと気付かされます。
ごめんなさい。全然気付いてませんでした。
そうでしたか、大変なご苦労だったのですね。
ありがとうございます。と、気付かされます。
あー、かまへんで、ええよ♪
と、言うてくださる仏です。
何せ親の親玉みたいな仏ですから。
今、流産されたお二人は、先に往かれたご先祖方々と一緒にその願いになられておいでです。
心配するな、
我に任せよ、任せよ。
今は、あーこさんのお体の治療のみに全てを集中されて下さい。
元気を取り戻されれば、存分にお偲びし、感謝申しあげることも出来ます。
お二人を含め、全ての仏の願いが、あーこさんとご家族を守護し、正しい導きとなられ、揺るぎない拠り所となり、必ず共においででくださいます。
ええよ♪と、言うてくださっております。
また、いつでもお話ください。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり、申し訳ありません。流産を告げられてから今日でちょうど1ヶ月、様々なことを考え、沢山泣きました。細胞検査の結果、私のガンは小さいけれど悪性度の高い物で、手術後に抗ガン剤、ホルモン療法を行う予定です。幸い転移はなさそうなのですが、もし妊娠が継続され、手術が遅れたら、進行ガンになっていたかも知れません。婦人科で、「赤ちゃんがガンを教えてくれた。ラッキーだったんだよ」と言われました。触診でも分からない大きさで、妊娠中にガンが見つかるのは稀だそうです。助けてもらった命に感謝し、家族と共に前向きに治療に取り組みたいと思います。
私の命も流産した子の命も同じように願ってくださる存在がいる。2人のことは仏様にお任せしたらよいと言っていただいて、心が軽くなりました。本日より入院し、来週手術です。感謝の気持ちを忘れずに、病気に立ち向かっていこうと思います。ありがとうございました。